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「これから観に行く上で全く役に立たない映画レビュー」
映画レビュー 平成30年

これから観に行く上で全く役に立たない映画レビュー 平成三十年 三月号(かため)

 ←これから観に行く上で全く役に立たない映画レビュー 平成三十年 二月号 →これから観に行く上で全く役に立たない映画レビュー 平成三十年 三月号(やわめ)
 ひとつき遅れでまたも更新。
 今回は、ちょいと硬軟毛色の違う映画ばかり観てしまったので、ちょいと分割してみようかなと。

 やわめ、に属するヒーロー系統映画ほか、はまた後日。


 今回取り上げるのはこちらの作品。


シェイプ・オブ・ウォーター

15時17分、パリ行き

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文章



斜体文◎今月鑑賞映画

・シェイプ・オブ・ウォーター
・ブラックパンサー
・15時17分、パリ行き
・劇場版ウルトラマンジード つなぐぜ、願い(同月二回鑑賞)
・映画 プリキュアスーパースターズ
・リメンバー・ミー
・ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル(4DX先行上映)

・仮面ライダーエグゼイド アナザーエンディング
 Ⅲゲンムvsレーザー


●今月封切ではない映画
なし。


 なんだよ、意外と観てないじゃん、って思ってしまう少なさ。
 ウルトラマンもプリキュアも豊作だっただけに、色々な都合で今年は撤退したライダーはるのだいうんどうかい、もとい春の仮面ライダー映画が無いのがちと勿体無い。



◎シェイプ・オブ・ウォーター





 かつてパンズ・ラビリンスでアカデミー賞を取り、パシフィック・リムの監督として日本ヲタク界にその名を知らしめたギレルモ・デル・トロの最新作。
 続編であるパシリムアップライジングのメガホンを断念して本作に専念した、という所に、外野的には忸怩たる思いを感じるのですが、蓋を開けてみればびっくり。
 デル・トロ監督らしく、異形への愛をストレートに謳った美しい物語に大満足でしたとも。
 逆に、この手のおはなしがアカデミー賞を取る、という展開には素直に驚く。時代は変わったのだなあ。


 米ソ間の緊張がひとつのピークにあり、かつ宇宙開拓時代真っ只中な1962年。
 宇宙という過酷な状況下に耐えうる存在を求め、NASAが南アマゾンで捕獲した謎の半魚人。
 粗野で危険な生きものかと思いきや、手話を介し意思疎通を行える高度な知能を持った超常の存在。
 生まれつき口が利けず、NASAの研究施設で清掃員として働いていたヒロイン・イライザ。ひょんなことから『彼』と出逢った彼女は、その一風変わった佇まいと凛々しさに心惹かれて行き――。


 もう色んなとこで言われてるだろうけど、デルトロ監督が『これがオレ流の美女と野獣じゃァァァ』って雄叫びが聞こえてきそうな一本。
 怪獣おたくのデル・トロらしく、心を通わせながらも、魔物がヒトになるなんて展開は当然無し。むしろ、それ故に差別の横行する冷戦化の米国でなお、外見のみで判断せず、ココロを通わせる展開が尊いんですよね。

 丸きり姿の違う異種生物に対し、拙いながらもコミュニケーションを試み、少しずつ絆が生まれてゆく様はまさにデル・トロ版美女と野獣。
 ヒトと半魚人。互いの違いを受け入れ、言葉ではなく一挙手一投足で心を通わせようと試みる様は、普通のラブ・ストーリーとは違った、それでもきっちりこころを打つ話筋。
 いやはや、本当に引き出しの多い監督だなあと感心しきり。

 そして、魔物の理解者となる人々が、いずれも60年代時点ではマイノリティーの極み、ってのもまた意味深だよなと。
 口の利けない主人公・イライザは元より、友人であるゼルダは黒人(この時代、彼女たちが如何な境遇にあったのかは、『DETROIT』という映画を観れば一発で解ります)ですし、隣人のジャイルズはホモセクシャルの嗜好を持つおじさん。半魚人の研究者であり、イライザに手を貸す科学者ホフステトラーはソ連のスパイ(かつ、半魚人研究に入れ込むあまり、祖国をも裏切った二重スパイ)。
 誰もが、六十年代当時では陽のあたる場所に立てない人々なれど、それがどうしたとばかりに『それがどうした!』と振る舞う様はなかなか痛快。

 そこへ来て、お話を通して悪役となる組織の上役が、上昇志向に取り憑かれ、自らが『ふつう』であると訴え掛ける様の、なんと惨めなことよ。
 前月のブログ記事で、グレイテストショーマンを取り上げ、『マイノリティーの逆襲』と煽ったのですが、まさかその翌月にその言葉モロな映画が飛び出すとは……。


 シェイプ・オブ・ウォーターといえば、公開前に『R-15指定にするから一部ぼかしを入れるよ!』と宣言し、ファンから顰蹙を買ったあのシーン。
 モロにぼかし処理喰らってるのは一箇所くらいなので、興行サイドの思惑は気にせず見にゆくのが吉。
 いやね、あの場面ひとつでアカデミー有力候補作の観客層狭めるのは勿体無いですし、そもそもシチュエーションが『アウト』なので、あれは規制に踏み切るのも仕方がないんじゃないかな……。

 R指定になっている部分の多くがグロではなくエロ(その手の部分も少しはありますが)なので、行くかどうかで悩む方はそこを許容できるかどうか。
 出来るなら、かつて美女と野獣でもやもやしたひとも胸のすく展開があり、切なくも美しい純愛が観られます。

 パシフィック・リムを離れたのはかなしいけれど、これ程の傑作を産み出せるのなら仕方がない。
 現代のおとぎ話、異形への愛がふんだんに盛り込まれた、なかなかの良作でございました。


総合点:★★★★★★★★★☆








◎15時17分、パリ行き





 役者としてのイーストウッド作は色々観てきたけれど、銀幕でかの監督作品を観るのは本作と『アメリカン・スナイパー』くらい。
 興味本位で観に行ったのですが、これがなかなか、一筋縄ではいかない一作でございました。


 幼少の頃から大人に歯向かってばかり、大人になってなお、夢から遠ざかり心にくすぶったものを抱えるアレク・スペンサー・アンソニーの三人。
 青年となり、久々に再会した三人はそれを祝い、東欧の街に旅行へ出掛ける。休暇をエンジョイし、パリへと移動せんとする三人だが、アムステルダムで乗ったその列車には、テロを企てる危険な男が乗り合わせていて――。


 その内容を聞いた時、「これで上映時間九十分!? 嘘やろ承太郎!」と驚いたものですが、実際に本作を鑑賞すると、『ああ、これ以上"延ばし"ようがないわなあ』と思うばかり。

 史実を基にした映画、ということで、勿論テロ部分にもウェートが割かれてはいるのですが、スタート地点は主役たる幼馴染三人の来歴。しかもそれが延々と続くのだから、予備知識無しに観ると『えっ、これそんなに尺取って大丈夫!?』と困惑することしきり。
 全体尺の三分の一を占める来歴が終わると、今度は彼らの旅行シーンを豪勢な現地ロケで長々と流すという暴挙。見ている最中、『もしかしたらこれ、前後編仕様で別映画に続くのでは?』って思ったのは本作が初めてかもしれない。

 ですが、そこで終わらない辺りは流石に天下のイーストウッド。大一番たるテロのシーンに於いて、そこまで丹念に描いたあれそれを、ここで一気に集束させる大技をカマしてくれました。
 これまでの人生は決して無駄じゃなかったんだ、というメッセージ性は、そこまでのゆったりまったり進行にゲンナリしていた観客を惹き寄せるに十分。むしろ、この話筋で九十分も持たせられたイーストウッドの技量を称賛したくなるというこの転換。

 ついでに言うと、青年期の主演三人は、実際に事件に遭遇した本人ってんだから驚き。演技にも特に違和感無かったし。つくづく、観終わった後に識ると驚く事実ばかり。
日本版のキャッチコピーにあった「これは、誰の日常にも起きる現実」ってキャッチコピーも、通しで観るとそんなに間違ってない。

 短く、ミニマムにまとまってはいるけれど、それらは決して無駄じゃないんだよ、というのは、史実活躍した三人に留まらず、今を生きる我々へのエールとも取れる。
 いやはや、老いてなお、こんな映画が撮れるあたり、イーストウッドはバケモノだなあと。


 でも、まあ。
 同じく全体尺の三分の一を割いた『観光シーン』は必要か? って言われるとむずかしいところ。
 何だろう、観光地とロケ契約でも結んでたのだろうか……。


総合点:★★★★★★☆☆☆☆









◎ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書





 同じスピルバーグ監督がメガホンを取る『やわめ』の局地、レディ・プレイヤー1が翌月公開ということで、じゃあ『かため』の方も観ておくべきだろう、と思って此方も鑑賞。
 意図してか知らずか、今月のレビューはみんな過去を振り返る話になってしまったなあって。


 世はベトナム戦争真っ只中の1971年。米国防総省ペンタゴンから、同戦争に於ける機密文書が盗まれるという事態が発生。
 明るみに出れば、戦争反対に傾く国民感情を逆撫でするのは間違いないそれは、ニューヨーク・タイムズ社に送られ、新聞一面にスクープされる。

 一歩出遅れたワシントンの地方紙『ワシントン・ポスト』。先を行かれたことに憤慨する同社にも同じペンタゴン文書が送られる。
 だが、一回目とは事情が違う。機密漏洩に憤慨した政府は、報復措置として社そのものを握り潰さんと圧力を掛けてゆく。
 掲載すれば株主たちが離れるのは避けられず、かと言って真実に背を向けることも出来ない。この二律背反にさらされたワシントン・ポスト上層部は――。

 というあらすじ。

 いやはや、時のトランプ大統領が嫌がりそうな筋書きだよなあと改めて。
 2017年以降、過去の作品を扱いながら、米国の現体制に物申す映画は多くなりましたが、本作はその中でも「モロ」だよなあと。
 政府にとって都合の悪い事実を暴く新聞社、圧力をかけてそれを握り潰す政府筋。盛り上がる現体制。常日頃、七面倒な報道各局に対し『フェイクニュース!』と騒ぎ立てる大統領が上に立つ世の中、こんな話をされてはたまらない。

 如何にスクープと言えど、そこに社員や社の首が掛かっているとなると慎重にならざるを得なくなる。加えて、それがベトナム戦争の秘密となると締め付けが厳しくなるのも当たり前。
 そんなご時世で功名心と人々の為と、敢えて反抗する新聞社。そう簡単には穿たれないけれど、最後の最期に……。という、(史実だから当たり前だけど)良く言えば順当な、悪く言えば起伏の薄い一本。

 時流が生んだ映画だよなあ、と思いつつ、『レディ・プレイヤー1』に備えてこの点数。
 しかし、硬軟どちらでも行けるよなあスピルバーグ、って思いつつ来月を待つ。
 まあ、これを書いている時点で、既に同作観ちゃってるんですが……。


総合点:★★★★★☆☆☆☆☆
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