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「これから観に行く上で全く役に立たない映画レビュー」
映画レビュー 平成30年

これから観に行く上で全く役に立たない映画レビュー 平成三十年 二月号

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帰って来た、と言ったな。

も う 四 月 前 だ よ


それでもなお更新するのを、未練がましいと取るか、律儀と取るか。
書いている当人にはよくわかりません。


 今回取り上げるのはこちらの作品。


グレイテスト・ショーマン

スリー・ビルボード

DETROIT(デトロイト)



◎今月鑑賞映画

・ダークタワー
・グレイテスト・ショーマン(試写会)
・羊の木
・パディントン2
・コードギアス 反逆のルルーシュ Ⅱ皇道
・マクロスΔ 激情のワルキューレ
・ウルトラマンジード 特別上映会(総集編+最終回DC版)
・仮面ライダーエグゼイド アナザーエンディング
 Ⅰブレイブ&スナイプ
 Ⅱパラドクス&ポッピー


●今月封切ではない映画
・マジンガーZ INFINITY(通算四回目)
・ゴッホ 最期の手紙(午前十時の映画祭枠)



 先月が半ばから病欠していたのもあって、遅れを取り戻すようにちょこちょこと。
 ギアスとか、マクロスとか、感想を書こうかなあと思いつつも、初見さまに説明するの面倒だしなあと気後れ。
 エグゼイドに関しては、この当時ブログから遠ざかっていて、本編どころか昨年のMOVIE大戦の記事すら作ってないので残念ながら割愛。










◎グレイテスト・ショーマン





 ラ・ラ・ランドのスタッフが描くミュージカル歌劇映画、ときいてあれとどう差別化するか気になっていたのですが、向こうが全編通して夢を観続ける映画とすれば、本作は夢を追い、叶えるまでを描いたおはなし、と言うべきか。


 舞台は十九世紀のNY。階級格差や差別、芸術の楽しみ方でさえ隔たりの有る米国に於いて、ヒュー・ジャックマン演じる主人公バーナムが、当時の厳格な劇場芸術にショウビズという一石を投じ、紆余曲折を経て成り上がるサクセスストーリー。

 彼が抱えるスタッフは髭が濃く恰幅も良いが、天使のような歌声を持つ女、不気味な程小柄な成人男性など、一芸に秀でたマイノリティー。万年日陰者だった彼らをショウという形で日の当たる場所に立て、人気者として確立させる話筋は心地良い。

 当然ながら批評家たちからは酷評され、人気が出てもなおセレブの爪弾きモノ扱い。やがてそれが酷い軋轢を生むことになるのですが、それを経てなお立ち上がる王道の展開。バーナムが救けた者たちが、逆に彼を心身共に救う展開は、マイノリティーの逆襲と言うべき趣で、単にミュージカル歌劇映画以上の楽しみがありました。


 無論、ミュージカルとしてのデキも折り紙付き。
レ・ミゼラブル』でハクのついたヒューはおろか、歌劇に参加する誰もが歌に踊りに隙がない。
 話の過程や展開の揺れ動く部分は殆どがミュージカル。『サーカス』という舞台背景があるせいか、魅せ場は悉く浮世離れしていてロマンチック。
 ここに劇場の音響と大スクリーンが合わされば、まるで即席のサーカステント。ライブスタイル上映があれば、恐らく本場同然の歓声が上がったことでしょう。

 知りたい過去や気になる過程はすっ飛ばし、ミュージカルとして気持ち良く観られることを意識した二時間弱。何から何までショウを魅せることを目的に削いで、削って、歌劇で魅せる作風はとっても楽しい。
 個人的な感想になりますが、主役の気持ちの揺れ動きを除いて、画の造り、展開の早さ、夢を追い続けた男が最後に叶えたささやかな夢、と他の部分でケチのつけようのないミュージカル。
 開幕から大音響・大スクリーンで観ることを推奨する入りなので、可能であれば劇場へ直行し、その凄さを肌で感じてもらいたいところ。


 全編通して『スクリーンで観る華やかなミュージカル』という趣でございました。


総合点:★★★★★☆☆☆☆☆










◎スリー・ビルボード





 本年のアカデミー賞にて主演女優・助演男優の賞を勝ち取ったヒューマンドラマ。
 ひとくせもふたくせもある、展開に起伏の激しい一作ですが、なかなかどうして嫌いになれない。


 米国ミズーリ州のとある田舎町。郊外の、滅多にヒトの通らぬ道の真中に掲げられた赤い三つの広告。

“娘はレイプされて殺された”
“犯人は未だに捕まらない”
“どうして? ウェルビー署長”


 それは凄惨なレイプ事件で娘を喪った母親・ミルドレッドが、事件に際し目立った成果を上げられぬ街の警察に向けたメッセージであった。

 ただの広告、されど広告。掲げられた過激な文言に警察は困惑、市民は同調ないし批判と反応は様々。
 人格者にして末期癌で余命あと僅かなウェルビー署長と、それを慕う市民たちは紛糾。彼女とその息子は執拗な嫌がらせを受けることになる。

 中でも、署内でもレイシスト(差別主義者)と名高い警官ディクソンは、ミルドレッドの行動に激怒。権威を笠に着た悪逆な行為で彼女を追い詰めて行く。


 普通に見れば、無能な権力者に法の正当さと魂の救済を求める、母親の孤独な戦いに視える一本。
 けれど、それが絶対正義などではなく、主役たるミルドレッドも相応に糾弾される立場にある。嫌がらせを受けているとはいえ、そこに対して暴力や口汚い罵りで返したり、報復には容赦ない報復で対抗する思い切りの良さ。

 中盤に描かれるそれらの頂点は、そこまで感情移入していたひとたちですら困惑しそうなシロモノ。だ、けれど彼女の心情から察するに仕方のないことよなあ、と思ってしまう他ない。
 それでいて、自分のしていることは本当に正しいのか? と自問を繰り返し、明るみになっていない部分から不安を募らせ、曇ってゆく。

 対する警察側も、主として交わるディクソンの他、非協力的で腰が重いも、署長には止むに止まれぬ事情があり、何もしていないというわけではない(それでも解決しないから憤慨しているのだけど)。
 互いに正しいと思ってやったことで、自分たちはおろかその周囲は右へ左へ容赦なく揺さぶられ、誰も一箇所に立つことを許さない。どちらが正しいというよりも、生の感情をぶつけあい、双方抉れて行く過程を否応なしに見せられるという。
いやはや、これをヒューマンドラマと言わず何と言おうか。なかなか該当するタイプの映画が見つからない。


 主役であるミルドレッドと、警察側の代表格たるディクソン巡査のエゴとエゴのぶつかり合いは、賛否両論あれどダレもなく、食い入るように観てしまう。
 その結末も、呆気ないなと思いつつ、視点をそちらにずらして見れば、確かにそうするしかないなという落としどころ。泣けるかどうかは人それぞれですが、『成長』という部分ではだいたい納得できるんじゃないかな……。

 アカデミー賞取る映画なんて……というか、何度も肩透かしを食らっていましたが、感情を覆いに揺さぶるって意味じゃ、その貫禄は十二分にあったかなと。
 しかし、この時期更に強烈な作品が、複数体勢で襲い来るとは思っても観なかった――。


総合点:★★★★★★★☆☆☆









◎DETROIT(デトロイト)





 これ、二月公開の映画とちゃうやんけ! というツッコミはごもっとも。
 次回以降の感想を書くのに、ちょっと必要になるかもなので、ここに置かさせていただきます。

 しっかし、『ハート・ロッカー』の時もそうだけど、キャスリン監督はこういう息の詰まりそうな実録モノ大好きやなあと思うしきり。映画的爽快感はなく、ただただ、重い事実だけが残される、という意味ではそっちよりも輪を掛けてやばい。


 舞台はいまから五十年近く前の米国・デトロイト。
 現代よりもずっと、ずっと肌の色による差別が明瞭で、彼らの不満が頂点に達していた時代。
(この辺は、当時制作・公開され、アカデミー賞を受賞するに至った傑作、『夜の大捜査線』あたりをみると解り易いかなと)
 アフリカ系アメリカ人の怒りが爆発し、警察はおろか軍隊までもが街に放たれた暴動事件。当事者もそうでなくとも、誰も彼もが翻弄され、大なり小なり影響を受けて行く。
 主人公格たるジョン・ボイエガ(スターウォーズ新シリーズのフィン役)ほか、ばらばらの場所にいる助演級のキャラクターたちが事件を発端に揺さぶられ、並行して描かれるさまは、ある種群像劇的な楽しみ方が出来たりする。

 なーんて書くと、その辺を徹底的に描くのかと思うのですが、本作に於いて暴動そのものは作品背景に過ぎず、主体はそれに依って起きた『密室での凄惨な拷問の一部始終』。レイシストの極致ともいえるデトロイト市警の警察官が主となり、『容疑』止まりの人物たちを容赦なく責め立てる。
 主題がここなので当たり前ですが、全編を通して興味をそそられるのはやっぱりここ。演者であるウィル・ポールター氏の、一目で観て『あっこれやばいやつや』と言う顔付き、言動、行動と、どれをとっても嫌悪感しかないキャラクター性は、腹立たしいけど(役者としては)凄まじい。
 そして、これが実録モノで、実際史実に居たというのだから、当時の差別意識の凄まじさが見て取れるというか。


 無論、そんな横暴が永遠に続くはずもなく、事件は一定の解決を見ることになる――。
 かと思いきや、そこからがまた重い。詳しくはその筋の情報を集めてもらうなり、直接本編を観た方が早いのですが、カラッとした結末や、胸のすくラストなんてものはない。
 あと一歩を攻められず、社会のあるべき姿に呑み込まれる無常感は、ただひたすらにやるせない。

 2時間半にも渡る長編の結末がこれか、と思う反面、そこまでのやきもきは嘘じゃなく、そう言う意味じゃ満足のゆくお話になっている。映画的かって言われると(起承転結的に)弱いけど、ある意味主題はそのひと段階前に終わっているとも取れるので、これはこれで良いかなあ、と思ってしまったり。

 大規模な暴動事件という背景と、それに依って加速化した不信感、故に台頭し、歯止めの利かないレイシスト。そして、そこに集まる主役格の若者たち。一つ一つが合わさって、目を覆わんばかりの惨状を生み出すあたり酷い酷い。
 先に触れたスリー・ビルボードの警官たちよりもずっとひどい(時代が違うから比較対象にしちゃ駄目だけど)。

 映画的なカタルシスは無いに等しい、けれど退屈だけはしない凄惨な映像体験。
 表立ってお勧めはしないけど、こころの中にがーんと響くであろう請け合い。
 良い意味でも、悪い意味でも。



総合点:★★★★★★☆☆☆☆



●<参考>

映画「デトロイト」を観る前に知っておきたいこと
 本作を理解する際の参考資料として。
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