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「これから観に行く上で全く役に立たない映画レビュー」
映画レビュー 平成28年

これから観に行く上で全く役に立たない映画レビュー 平成二十八年一月号

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 もう、あけましておめでとうも何も無いので省略するとして(年度替わりという意味ではそれでもいいかなあと思いつつ)。
 やっとこさこちらに戻ってまいりました。
 同人誌書いたり、ほかの連載で手一杯になったり、鬱で沈んでた遅れを少しずつ取り戻してゆきたいなーと。


 2015年鑑賞映画ベストテン? さあてなんのことやら

 今回取り上げるのはこちらの作品。


白鯨との戦い

ザ・ウォーク

ベテラン

パディントン





◎白鯨との戦い



※※※

 古典小説『白鯨』、執筆の裏に隠された出来事を描く――、なーんて一見さんが取っ付きにくい題材ではありますが、『白鯨』という作品自体を予習しておく必要は特にありません。むしろ、本作で前提として知っておきたいのは、『この時代にはまだ石油燃料がなく』、『その殆どを鯨から採取する"鯨油"で賄っていた』という点。故に、みんなして鯨狩りに躍起になるんだと。


 実際、鯨相手に銛一本(人間側は複数で狩りに臨んではいますが)で勝負を挑む、邦題に偽り無い展開も多分に含まれているのですが、このお話はそこからが本番。白鯨伝説の元ともなった白鯨により『沈没』した船を棄て、僅かな装具を用い大海原でサバイバルに挑む全員たちの姿こそが本作のメインであり、『知られざる逸話』たる所以なのですね。
 場数を踏んだ屈強な航海士ヘムズワーズ兄ィも、経験不足な金持ちのボンボン船長も、後の語り部となる青年も、誰も彼もが過酷な海でぎりぎりまで足掻き、その末にとある決断を下すことに――。

 ある程度ネタバレを含む展開なので鑑賞は自己責任なのですが、遡ること三年前、アカデミー賞に輝いた『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日間』という映画が本作に近いんじゃないかなーと。
 あちらはある種絵面はファンタジー(何を馬鹿なと言うかもしれませんが、最後まで観ると多分納得していただけるはず)で、幻想的な場面もあったのと比較し、こちらは何も無い大海原でただひたすら小舟に揺られて陸地を目指すリアル路線。あと少しで、もう少しで、というところで真綿で首を絞める展開に持って行くあたりがニクいのなんの。
 逆に、本作を先に鑑賞すると、ある意味『ライフオブ~』のネタバレになってしまう感があったりして勧めるべきかやめるべきか。

 こう、期待した鯨とのドンパチには『欠ける』ものの、期待しなかった部分でそこそこ楽しめました。
 ヘムズワーズ兄ィの屈強なカラダが、先の見えない漂流生活でだんだん細くなってゆく様がファンとしていじらしかったです。

総合点:★★★★★☆☆☆☆☆


◎ザ・ウォーク



※※※

 代表的なところで言うと、去年とうとう現実がフィクションを追い越してしまった『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ。もうちょい近作だと、デンゼル・ワシントン演じる酔いどれ飛行士が正義と保身との間で揺れに揺れる『フライト』を撮った、ロバート・ゼメキス監督の最新作。
 予告のそのまんま、『イカれた大道芸人が世界貿易センタービルとビルとの間にワイヤーを張り、そこを渡る』、ただそれだけを大変魅力的に描いてくれました。今のところ、暫定的な個人的本年度一位、それでなくてもトップテン入りは確実かなあという程の快作です。

 フランスの若き曲芸師、フィリップ・プティ。己の芸一つで生計を立てていた彼は、ある日偶然目にした(当時)世界最長のツインタワー・米国のワールドトレードセンタービルの高さに魅せられ、その間にワイヤーを結び、渡らんとする前人未到の計画を思い付く。
 その過程で得た友人たちの助力を得、実行に移さんとするプティ。あまりに破天荒な計画に、仲間も自分もおかしくなってゆき――。


 このタイプの映画は大一番(本作で言えばワイヤーを渡るその瞬間)よりも、『如何にして着地点に到達するか』の過程が重要となり、そこで中だるみになるものも多いのですが、そこはベテランのゼメキス監督。主人公が世界貿易センタービルの『高さ』に憧れ、警備の目を掻い潜り、ワイヤーを張るまでの流れを軽妙なセリフ回しと編集で魅せ、クライマックスまで観客のテンション維持が上手いのなんの。事実を基にした映画でありながら、主人公自らが狂言回しを担い、時折茶々を入れたりする様は、ディズニーアニメ映画のようなコミカルさ。伝記映画であることも予想外でしたが、その過程を飽き・ダレなく続ける手腕は流石にベテランだなと。

 肝たるワイヤー移動も、高所恐怖症の人が見れば気分が悪くなりそうな程の高低差。上からものが落ちて来るシーンは、『当たるわけないのに』と頭では思っていても、ついつい目を瞑ったり躱してしまいたくなること請け合い。クライマックスの『渡り』は傍で観ている劇中の第三者同様、主人公の一挙一動にハラハラすること間違いなし。散々『溜め』を作ったうえですので、そこから来る『サプライズ』にはヒヤリとさせられました。

 しっかし、ジョセフ・ゴードン=レヴィットは素晴らしい役者だなあと。実年齢よか若いであろう役柄を違和感無く演じられ、こと本作に至っては喜怒哀楽の起伏の激しさが観ていて大変面白い。上映時期からして、来年の米国賞レースが大変楽しみです。

総合点:★★★★★★★★★☆



◎ベテラン



※※※

 Twitter上で懇意にさせていただいている映画レビュアーさんからのおすすめで鑑賞した韓国映画。
 あっちのお国の映画というと、最近では「テロ、ライブ」くらいしか観ていなかったので、「えっ、今更……?」な感が強かったのですが、観てて恥ずかしくなるくらいド直球の勧善懲悪、こちらの国も無縁ではいられないほどの経済格差を取り扱う、なかなかの娯楽作品となっておりました。


 男気溢れる広域捜査隊の熱血刑事、ソ・ドチョルは、以前の事件で世話になったトラック運転手が「シンジン物産」を訪れた直後、自殺を図り意識不明の重体に陥ったことを知る。彼の自殺未遂に不審なものを感じ取り、捜査を行うドチョルだが、会社を牛耳る御曹司・テオの巨大な権力と金に阻まれて――。


 どうしようもなく悪いやつを、一介の熱血刑事が足と知識と人脈でひたすらに追い詰める。殴られようと、権力の壁に阻まれようと、家族に強請りをかけられても止まらないその様は、警察官というよりも仮面を持たぬヒーローのよう。ふっと笑ってしまうような要素を持ちつつも、真面目な時はがっつり真面目、熱血だけどいざって時はクールに振る舞うドチョル刑事が、ただただ格好良い。
 対する悪の大ボス・財閥御曹司のテオも凄まじいまでのワル。人殺しも金と権力で容易くもみ消し、金にモノを言わせた不遜な振る舞い、ついでに力も強く、ひたすらに憎たらしい。ぎりぎりの所で捜査の網をすり抜け、不敵な笑みでドチョルを挑発する様は、これはこれで魅力的。このキャラクターがあるからこそ、クライマックスのカタルシスが凄まじい。

 そして、このお話の根幹を支える、韓国社会の格差構造。底辺に追いやられた者たちは足掻くことすらできず、時にはトカゲの尻尾切りめいて簡単に使い捨てられてしまう。対して、強者たる富裕層はどんな下品な振る舞いをしても許される、許してしまうという風潮。
 何処からどう見ても許し難い悪ではあるものの、そんな彼ですら格差ピラミッドの頂点に居る訳じゃない、という立ち位置がまた絶妙なんですよね。主人公らに追い詰められ、その地位を揺るがされかけたほんの一瞬、同情したくなるような雰囲気を見せたりする辺り心憎い。

 テロ、ライブの時の感想にも書いたのですが、あちらのお国の映画というのは、どうしてこうも「痛み」の描写が強力なんだろうと。直接的な暴行のみならず、金で買収されるものたちの葛藤や気持ち、言葉では言い表せないほどの屈辱。そう言ったものの描き方が抜群に上手い。同時に、あちら程ではないにしろ、似たような問題が取り沙汰されるこの国でも、こういった問題が起きてるんじゃないかと思うと、気が気ではないないなと考えてしまったり。


総合点:★★★★★★★★☆☆



◎パディントン



※※※

 吹き替え陣のスチャラカさからスルーを決め込んでいたのですが、TL上に流れる『これって子供向けキングスマンじゃね?』という言葉と、字幕もきちんと上映されていることを知り、半信半疑で劇場へ。
 元々、原作が児童小説だけあって、子どもでも話筋を追いやすい作劇と、何より主役のパディントンを可愛らしく描くという点では大変面白い一作でございました。

 遡ること数十年前。南米ペルーに向かった冒険家が高い知性を持つ野生のクマの家族と遭遇。友情を育んだ冒険家は彼らに英国式の名前を与え、文明の器具とマーマレードジャムを渡し、彼らの生態を尊重して去ってゆく。

 そして時は流れ――。彼ら知性クマと共に暮らす甥っ子熊は、棲家としていた森が嵐によって壊滅したのを機に、冒険家の故郷・ロンドンで生活することを決意。
『このクマをよろしくお願いします』というプラカードをぶら下げ、人の行き交う駅に立ち尽くす彼は、旅行から帰ってきたブラウン一家に拾われ、立ち往生していた駅名から『パディントン』と名付けられるのだが……。


 徹頭徹尾子どもが飽きずに、楽しく観られることを前提にした暖かくもコミカルな画造りは素直に面白かったです。
 当たり前のことだけれども、全編所狭しと暴れまわるパディントンの可愛らしさがもうたまりません。クマと人間との価値観の相違、森と都会との環境の違いに戸惑いながらも、めげず順応しようとする彼のドタバタ珍道中には、ある種の層がキュンとするであろう請け合い。実際自分も好きでした。

 また、悪役の設定や動機もお話と一本線で繋がっていてなかなか好み。幼年層が観ることを意識してか、処罰もマイルドながらその性格を鑑みると大変エグい結末に。この辺は妙にディズニー映画っぽかったなあと。

 結局、何故皆がキングスマンキングスマンと騒いでいたかは理解できませんでしたが、スクリーンから溢れ出るパディントンの可愛らしさ、子供向けゆえに解りやすく、きっちりと繋がった話筋、虚実織り交ぜた魔法のような絵面などが折り重なった良作でしたとも。

 けど、吹き替え陣がなあ……。

総合点:★★★★★★☆☆☆☆
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