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「これから観に行く上で全く役に立たない映画レビュー」
映画レビュー 平成26年

これから観に行く上で全く役に立たない映画レビュー 平成二十六年十二月号

 ←これから観に行く上で全くに役に立たない映画レビュー 平成二十六年十一月号 →これから觀に行く上で(略)2014年度ベストテン
 とてつもなく今更ではありますが、明けましておめでとうございますです。
 ここ一年、pixivでの活動が主になり過ぎてた感もあるので、今年はもう少し、停滞気味のディケイドの二次創作にも力を入れて行きたいと思います。

 今更に輪をかけて更に今更なのですが、2014年12月分のレビューを消化しようかなと。
 更に更に今更なのですが、2014年ベストテンも近いうちにこちらに掲載します。
 すみません、色んなものが遅れに遅れて……。





今回取り上げるのはこちらの三作品。

ゴーン・ガール

ベイマックス

仮面ライダーx仮面ライダー 鎧武&ドライブ MOVIE大戦フルスロットル



◎今月鑑賞作

・シネパス上映作品
「フレンチ・コネクション」

・「仮面ライダーx仮面ライダー 鎧武&ドライブ MOVIE大戦フルスロットル(同月二回鑑賞)」
・「ゴーン・ガール」
・「楽園追放」
・「ベイマックス(同月二回鑑賞)」


 別個でやることが色々あったため、今月の話題作にはあまり乗ることが出来ず。その分、ベイマックスで思い切り満足したりしてましたけども。
 なお、2014年一月から十二月までに劇場に向かった回数を計算してみたところ、ぴったり100回に到達していました。
 去年、殆ど冗談で「今年は百回くらい行ければいいなあ」と言っていたのが、本当に実現してしまってびっくりです。
 まあ、リバイバルで観に行った分も含めてなので、色々微妙ではありますが。



◎ゴーン・ガール

<あらすじ>

 五年日の結婚記念日、ニック・ダン(演:ベン・アフレック)が帰宅すると、妻のエイミー(演:ロザムンド・パイク)が姿を消していた。警察の操作が進み、テレメディアの報道が加熱して行く中で、ニックの不可解な行動と異常性が明るみになって行き、状況証拠・動機などから「ニックがエイミーを殺害したのでは?」との波紋が広がり、当人が必死に否定する中、ニックはとうとう第一容疑者にされてしまう。
 彼は本当に妻を殺害したのか? 一体何故、こんなことに? だがこれは、複雑怪奇な事件の序章でしかなかった――。

※※※



 何年か前に観に行って、飽きはしなかったけれどちょっと合わないなーっと思った「ソーシャル・ネットワーク」の監督最新作。今回も「周りは好評だけど、予告その他観る限りあんまり惹かれないなあ」と半信半疑のまま劇場に赴いたのですが、同監督おとくいの無駄をとことん省いたカット割りと二転三転する話筋が大変に魅力的な映画で御座いました。食わず嫌いは駄目ってことね。

 ベン・アフレック演じるダメ夫が、五年目の結婚記念日に失踪した気立ての良い嫁を探し回り、そのうちに彼のダメダメさが観客に露呈して行く、というのが前半のハイライト。嫁がつけた日記の記述と現実の話がカットバックされつつ描写され、各キャラクタの紹介としてなかなか飽きさせない作りになっているのは見事。
 ただ、ここまでだと「しょうもない夫に灸を据える嫁」の因果応報かつ予定調和な物語になってしまい、本気で「なにこれ、こんなんなの」と脱力気味に突っ込んでしまいそうになったのですが、意外や意外、それまでベン・アフや観客が追っていた謎は、あっさり答えを提示されて完結してしまいます。


 むしろ、本作はここからが本番。そこで提示された答えを軸に、夫・全ての黒幕・その他の人物の周囲が目まぐるしく変化し、息も着かせぬサスペンスドラマに。登場人物の誰にも過度に感情移入せず、平等に窮地を与える裁量のお陰か、後半は「この話はどこで決着するんだ!?」と、ついつい腕時計を見てしまいそうになったほど。

 そして、その果てに行き着くラストシーンがまた、納得は出来るけどもやもやする非常に難しいオチで。ハッピーとは言えないけれど、彼らのキャラクタを鑑みると、落とし所としては適当かなあという。むず痒くなるけれど、頷いて首を縦に振る他無いというこのラインが憎らしく、面白い。


 R-15相当のエログロや色々な意味でドロドロとしたものが渦巻く本作ですが、ひとつの人間ドラマとして大変面白く鑑賞させて頂きました。鑑賞後は「結婚」に対して色んな想いを抱くこと請け合い。
 ただ、カップルやあつあつの夫婦がこれを観てその関係がどうなるか、までは責任を取れませんが……。

総合点:★★★★★★★★☆☆






◎ベイマックス
<あらすじ>

 今から少し未来、サンフランソウキョウの街に住む十四歳の少年・ヒロ(吹き替え:本城雄太郎)は、科学分野に於いて優れた才能を持つ天才少年であったが、それを活かす場所を求めず、非合法のロボットバトルで日銭を稼ぐ生活を送っていた。
 見兼ねた兄のタダシ(吹き替え:小泉孝太郎)は弟を自身の通う工科大学の研究室へと連れて行く。最初は気乗りしなかったが、兄の友人たちの見せる数々の発明に魅せられ、ロボット工学の第一人者でもあるロバート・キャラバン教授がここで教鞭を執っていると知り、ヒロはとうとう入学を決意する。

 入学の為には技術発表の場で教授を唸らせる程の発明をしなくてはならない。ヒロは兄とその仲間たちの協力を得て、一つ一つは小さいながらも、その全てを脳波コントロールで操り、様々な形に組み上げられる「マイクロボット」を開発する。
 発表会でのプレゼンテーションは拍手喝采の中で幕を閉じ、ヒロはキャラバン教授直々に合格を宣告される。喜びに震えるヒロだったが、突如発表会場が爆発。兄タダシは会場の中に残されている教授を救うため火の中に飛び込み、あえなく命を落とすことに。

 失意のどん底に沈んだヒロには、学友や叔母の声すら届かない。だが、彼の声にならない悲痛な叫びを察知し、兄の遺した忘れ形見が起動する。

――こんにちは。私はベイマックス。あなたのカラダを守ります

 思わず抱きしめたくなるような白ビニルボディーのケアロボット・ベイマックス(吹き替え:川島得愛)。彼のユーモラスで、どこかズレた行動に依って、ヒロは兄の死の意外な真相を知ることに――。

※※※



 上記を含め、日本国内で観られる予告はどれもこれも少年とケアロボットの心温まるストーリー。けれど実際に鑑賞すると原作となったマーヴェル作品の系譜らしい、カタルシスとアクションに溢れた男の子垂涎のお話。「あのアナ雪の〜」という宣伝文句に釣られた人たちを劇場に呼び込むためとは言えこの仕打ちはどうか……? と、思いきや、この要素自体も然程間違いではないという微妙なライン。うーむむむ。


 本作の原作は、ディズニーの子会社となったマーヴェルの中から、「何か映画化に使えそうなものは無いか」と探して発掘された同社でもマイナーな漫画・「BIG HERO6」。天才的頭脳を持つ日本人少年ヒロと、彼の作ったロボットベイマックス、そして彼と戦う四人の仲間たち、という設定は同一ですが、あとはディズニーらしいアレンジによってほぼ別物となっています。

 そんな話を聞いた時、「ディズニーがヒーローもの!? あの制作スタッフが!? あの絵柄で!? マジで言ってンのそれ?」という疑問ばかりが先行したものですが、終わってみれば両社作品の良い所の折半と言った話筋で、観終わった後の爽快感はおそらく本年度一位だったのではないかと思います。

 日本版の予告だけ見ていると、ベイマックスさんのデザイン、赤ちゃんのよちよち歩きを参考に創られたとされる挙動、機械的ながらも何処か素っ頓狂な言動に癒されること請け合いで、ディズニーらしさに溢れたそれも強ち間違っていないのですが、そこからヒロのアイデアと個々人のアイデアと技術でヒーローになって行く様は完全にマーヴェルの映画だよなあと。
 デザインこそディズニーらしいファンシーな絵柄で、ヒーロー作品としてはやや物足りなさを感じますけれども、個々人の挙動はケレン味たっぷりでわーきゃー言うことこの上なし。空を舞うヒロと強化ベイマックス、両手の甲のレーザーブレードで敵を斬るワサビ、趣味が高じて怪獣そのものとなった漫画ヲタのフレッド、超高速ローラースケートめいた車輪で駆け抜け、同社制作の「トロン:レガシー」めいて(より元ネタに潜ると「キャプテンアメリカ」か)ディスクを投げつけて戦うゴー・ゴー、触れた物体に化学変化を引き起こさせるボールを投げつけ後方支援を行うハニー・レモン。個々の能力を活かして戦う彼らの姿はマーヴェルヒーローの系譜そのもので、チームアクションは日本の戦隊ヒーローのそれ。

 とまあ、ここまで読んでいると「ディズニー資本で何遊んでるねん」みたいな気持ちになるのですが、日本版の半ば詐欺臭いキャッチコピーである「優しさで世界は救えるか?」というのも、やや大仰だなと思いつつ強ち間違いではないのが面白い。
 最愛の兄・タダシを失い、心にぽっかり穴の開いた少年ヒロ。しこりとなって残り続ける苦しみを癒すべく現れたのは、兄の形見とも言えるケアロボットのベイマックス。優しさに満ち溢れた姿形と挙動に少しずつ癒されて行くヒロですが、本当の意味で彼を癒すのはその挙動ではなく、制作者タダシがベイマックスに込めた「キモチ」そのもの。ベイマックスを通じてそれを感じ取ったヒロは、本当の意味で心に開いた穴に、悲しみに折り合いをつけて、ヒーローとして立ち上がる。その結果はもう、推して知るべし。

 マーヴェル作品とディズニー作品。両方の良さを損なわず、埋もれさせず。かつ日本のヒーローめいた要素まで貪欲に取り込んで来たベイマックス。そらもう、男の子たちが飛びつかない訳には行かないでしょう。アナ雪程のヒットは流石に見込めないかもですが、女の子だけでなく、男の子にもここまで素晴らしいプレゼントを用意してくれたD社のサービス精神には敬服するほかありませんわ。

 それはさておき。マーヴェル映画と言えば必ずどこかに現れるあの人物、まさか本作にまで出演するとは……。本編終了後まで席は決して立たれぬよう。


総合点:★★★★★★★★★☆






◎仮面ライダーx仮面ライダー 鎧武&ドライブ MOVIE大戦フルスロットル

<あらすじ>

仮面ライダー鎧武

 食した人間を怪物へと変貌させる異界の植物の侵食、そして得た者に万能の力を与える禁断の果実を巡るアーマードライダーたちの戦いは、葛葉紘汰/仮面ライダー鎧武演:佐野岳)と駆紋戒斗/仮面ライダーバロン演:小林豊)との壮絶な一騎打ちを持って決し、文字通りの「神」となった紘汰と舞が異星へ旅立つことで遂に終止符が打たれた――、筈だった。
 命無き星に見事生命を宿らせ、平和な世界を築きつつあった紘汰たちの星を、突如謎の機械生命体が強襲。「メガヘクス」と名乗るそれは鎧武・極アームズを容易く一蹴し、彼の記憶を読み取って紘汰の故郷たる地球へと狙いを定める。

 紘汰の記憶からインベス・アーマードライダーのデータを解析したメガヘクスは、それらを用いて一気に母星と地球との同期を図る。地球に唯一残されたアーマードライダー、仮面ライダー龍玄/呉島光実演:高杉真宙)がそれを阻まんと立ち向かうが、メガヘクスによって再生されたメカ戦極凌馬/仮面ライダーデュークにより戦闘不能に追い込まれてしまい、追って地球に帰還した鎧武も、敵の猛攻の中壮絶な死を遂げる。

 最早戦える者は誰もいない。地球人類はメガヘクスの侵略を受け入れる他無いのか――?


仮面ライダードライブ
 最近巷を騒がす謎の怪盗・アルティメットルパン。《重加速》を引き起こし、「仮面ライダー」に変身する彼は、ドライブ/泊進之介(演:竹内涼真)から仮面ライダーの称号を盗むことを宣言する。応戦するドライブだが、ルパンの力の前に敗北し、相棒であるベルトさん(声:クリス・ペプラー)も機能停止に追い込まれてしまう。
 何もかもを失い、エンジン停止に追い込まれた進之介。かつてない逆境の中、仮面ライダーという肩書きと、彼自身の力が試される――。


MOVIE大戦フルスロットル
 ルパンのボディを吸収し、更なる強化を果たしたメガヘクスは、一気に地球の同期を開始せんとしていた。鎧武らアーマードライダーたちは必死の抵抗を続けていたものの、敵の母星はワープを経て地球の真上にまで迫っている。
 そこに、常用マシン・トライドロンを駆って仮面ライダードライブが介入。今や共通の敵となったメガヘクスを討つべく力を合わせて戦うことに。
 地球の消滅が間近に迫る中、果たして二大戦士は世界を救うことが出来るのか。



仮面ライダー鎧武 進撃のラストステージ

 妙に進撃の巨人を意識したサブタイトルはさておいて。
 ダンスチーム(メイン視聴者の幼年層に配慮した結果であり、本来はストリートギャングの集まり)同士の抗争から、森の侵食という自然災害を経て、二人の男が神の力を賭けて戦うところまで発展してしまった仮面ライダー鎧武。テレビシリーズ終了の時点で殆どのアーマードライダーが退場した中、一体どんな話を作るのかとやきもきしていましたが、劇場版らしいスケールのなかなかな良作になっていましたとも。

 命のない惑星に渡り、そこでしれっと動植物を殖やしてアダムとイヴのアダムの方になっちゃった始まりの男こと鎧武/葛葉紘汰さん。実質嫁のオルタナティブ舞さんと共に平和な世界を享受していたら、そこには「メガヘクス」を名乗る不気味な機械生命体が。アレソレ補正によってなすすべも無く倒された紘汰さんは、地球に向かうメガヘクスを止めんとするも、奮闘虚しく爆発四散という末路を辿ることに。
 終盤のあれそれによって、地球で戦うことの出来るライダーは龍玄/呉島光実ただ一人。こんな状態で数千数万の軍勢に如何にして立ち向かうのか?


 まず、「少ない力で圧倒的戦力差に立ち向かう」というシチュエーションが大好きなので、その時点でお金を払って観に来た甲斐がありました。やや唐突ではあるものの、貴虎兄さん/斬月が復活し、やっとまともな呉島兄弟共闘を観られることが出来てその点も嬉しかったですね。
 それにしても、貴虎兄さんの強いこと、強いこと。彼と宿敵めいた関係にある戦極凌馬もメカ化して復活するのですが、スペックが上の相手にも、一年近くブランクがあってなお殆ど苦戦しないのだもの。テレビシリーズも本作も後がないという共通点はありますが、彼は一体何者だったのでしょうか。
 主人公の味方でありながら、己の信念に向かって堕ち続け、最後の最期で「仮面ライダー」となった、虚淵脚本の象徴ともいえる弟の光実/龍玄も当然大活躍。地球最後のアーマードライダーとして圧倒的軍勢に立ち向かう様は、テレビシリーズでの彼の栄枯盛衰を見ていると色々感慨深いのではないかと。本編ではついぞ果たせなかった囚われのヒロインを救い出す大殊勲までやってのけて、ホント良い主人公になったなあと感心することしきり。

 ただ、突っ込むのも野暮なのか、上映時間の都合故か、「これをやらせたいがため」のストーリーテリング、結果の為の過程がちょこちょこ露骨なんじゃないかなーとも思いました。何故捕まって母艦の心臓部に括りつけられているのか分からない舞さんとか、戦える人員を増やすためにあまりにわざとらしく壊れていない戦極ドライバーとか。あと、終盤で一番盛り上がる箇所も、「彼はあぁいう存在だから」としても、かなり唐突だなあと。まあ、重箱の隅つつくようなことなので、観ている間は然程気にならないんですけどね。

 あれ以上続けようがないだろう、って最終回の先を描き、敵の設定もなかなか面白く、非常に楽しく観られました。今回はシチュエーションの勝利ですな。


仮面ライダードライブ ルパンからの挑戦状

 で、その次回作たるドライブ。これまで駄目な奴扱いされがちだった警察官を主軸に据え、シリーズ定番であったバイクを廃し、車のみを日常の足とするというBLACKRXがある中でそれはどうなの設定が話題の仮面ライダーですね。
 現在スタートから一クールが経過し、いつ予算やスケジュールの都合でトライドロンが本編がオミットされるかひやひやしながら観ています。作品に対する好き嫌いは……。色々と不毛なのでもう言いません。

 そんな警察官・泊進之介が挑むのは、怪盗・アルティメットルパン。「何故警察と怪盗なんだ!」「この場合警察は手玉に取られて終わるだけじゃん」「仮面ライダーWでやれ」と観る前から突っ込みが絶えず、大変不安だったのですが、Wとの差別化はともかく、「仮面ライダーの称号を盗む」という展開は本作の良さを殺さずに上手いことマッチしていたのでは、と思います。

 ここ何年かのライダーとは違い、ドライブ/泊進之介は、敵方に「仮面ライダー」と呼ばれていた先代の戦士の名前を継いだだけであり、本人の心構え的にはまだまだ車と外付けオプションのミニカーを介して戦う超人という位置づけでしか無かったんですよね。実際、進之介自身も「自分はそんな人間じゃない」と本映画中序盤でそう言い切っている。

 けれど、その名前をルパンに盗まれ、自身の身辺に大きな危機が訪れたその時、自分が仮面ライダーに相応しい「能力」を持っていることに改めて気付き、自信と共に仮面ライダーの肩書を取り戻す。成る程、三条脚本らしい熱い筋立てだな、と唸らされました。
 仮面ライダールパンも、その存在意義はさておき、ただのイロモノでないのは好印象。番組開始時点で総数が決まっている本作の敵・ロイミュードを無駄遣いしない為の「コピー複製」能力に、相手をフィルムのような空間に閉じ込め、一方的にボコる格闘ゲームめいた技は観ていて楽しかった。
 のですが、怪盗の癖に劇中形のあるものは何一つ盗まず、目立つのはもっぱら破壊活動ってのは怪盗という肩書き持ちとして如何なものか。ちょくちょく被害が出ているのだし、全てが終わったあとで「そんなに悪いやつじゃなかったな」って締められるのはどうにも腑に落ちない。
 まあ、最初から予想していたこととはいえ、前座の鎧武に持ってかれちゃって、こっちはあんまり覚えてないなあ……。

<MOVIE大戦フルスロットル>
 そんな二作品の総括となるMOVIE大戦パート。劇場版やTVSPにおける次回作ライダーとの共演が廃止されたことで、ドライブと鎧武はここが初めての顔合わせ。鎧武担当の鋼屋さんが抜け三条さんのみで両作ライダーを回すことになるのですが、前半の流れを殺すことなく、そつなくこなせていた印象。神様めいた絋汰さんが同じ主役張ってるライダーの前で、作品初期のやんちゃで気の良い若者に戻っているところに違和感を感じたり、ようやく素に戻れたんだねと感慨深くなったり。

 中でも、戦隊VSシリーズのあれそれめいた形で復活した仮面ライダーバロン/駆紋戒斗さんのいつも通りの強者っぷりには感動を通り越してニヤリ。脚本家が違うと解っていながらも、俺を倒して勝ち取った未来だ、絶対に護れって台詞は、一年作品を追って、あの最終決戦を観た上で聞くと感慨もひとしおです。
 共演、という意味だと少し物足りなかったかもですが、その分鎧武パートの大団円は見ていて少しウルっとしてしまいました。あぁいう形で完結したお話に、あぁいう救済を与えるところがなんともまあ……。二次創作っぽい、って言われたらそこまでかもですが。

 総評。鎧武の良さと、ドライブの「前評判よりは……」なものが合わさって、MOVIE大戦シリーズとしては去年を更に上回る素敵な出来でございました。
 次作の春映画については……。もう色んなところで情報が飛び交っているので特別噛みつくような真似は避けますけれども、三号ライダー、ってことは滝さんまでリファインするのかしら。やめときゃあいいのに。

総合点:★★★★★★★☆☆☆
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