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「これから観に行く上で全く役に立たない映画レビュー」
映画レビュー 平成26年

これから観に行く上で全く役に立たない映画レビュー 平成二十六年六月号

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 新規作らしい新規作をほとんど見ていないこともあり、いつもよりちょっぴり早い更新です。

 とはいえ、文面はいつもよりもテキトーですが……。


 今月レビューを書くのはこちらの作品。


・47RONIN

麦子さんと

マイティ・ソー ダークワールド

オンリー・ゴッド

RUSH プライドと友情

実写・魔女の宅急便

LIFE!

LEGO(R)ムービー

獣電戦隊キョウリュウジャー対特命戦隊ゴーバスターズ さらば永遠の友よ

クレヨンしんちゃん ガチンコ! 逆襲のロボとーちゃん



 各々文面冒頭にyoutubeの動画を貼っているため、重点して読みたいものがあったら、このリンクから飛んだ方が楽かもしれません。

◎今月鑑賞作

・「ゴジラ 六十周年デジタルリマスター版」(同月二回鑑賞)
・「クレヨンしんちゃん ガチンコ! 逆襲のロボとーちゃん」
・「太陽がいっぱい(午前十時の映画祭枠)」

 ホントにゴジラ以外観に行きたいものが無かったので、今月は本当にこれだけ。こちらは来月号に感想を載せる予定なので、今月はカットさせていただきます。
 クレヨンしんちゃんは想定外で観に行ったのですが、これがなかなか面白かった。脚本準備時期の段階のせいかパシリムのネタが無いのが勿体ない。

 ……と、いう訳で。今回は2014年に入ってから6月までに観た分で、未だ感想を書いていないものについて、いつもよりも短めにザッと書いて行こうかなと。あらすじは省略しますので公式サイト等でご確認ください。

 えっ、実写パトレイバー? しらん




47RONIN

※※※


 今年最初に観た今年度の映画(年明け最初に観たのは「まどマギ叛逆」でしたが)。もう、公式サイトのあらすじやヴィジュアルを観ただけで心が震える程「勘違い日本」色の強い映画で、ヘン映画スキーとして存分に楽しませていただきましたとも。

 赤穂四十七士の話をベースにし、数多くの日本人俳優・女優が参加しているのにも関わらず、冒頭から鷹狩りどころか魔物狩りをしていたり、沖縄っぽい景観の建物での御前試合に鎧武者ロボが登場し、浅野側の剣士と戦っていたり、吉良方に妖怪がついていて、それがかの事件を引き起こした原因になったり(しかもそれを演じているのが『パシリム』のマコさんこと菊地凛子だという驚き!)、挙句の果てに吉良と大石が真剣に斬り合っている中、別の画面ではキアヌ・リーブスと魔竜が超人バトルを繰り広げるというおふざけぶり。途中から突っ込む気も失せて、ただ笑っている他無くなります。

 2D/3Dかどーかはともかく、アクション面はなかなか気合いが入っていて面白かったです。「ウルヴァリンSAMURAI」と並んでアヤシイ日本描写に「ニンジャスレイヤー」を思い出して爆笑でしたが、これ……。本国はおろか、海外でもヒットしないんじゃあ……。


総合点:★★★★★★★☆☆☆



麦子さんと


※※※


 ツイッター上でちょこちょこ話題になってたのと、主演女優・堀北真希好きの親父のお勧めもあって鑑賞。「片親の娘がバイトをしながらアニメ声優を目指す」という話を聞いた時は「この映画大丈夫なのか」と思いましたが、良質のドラマに仕上がっていてびっくり。

 物語の軸となる「母親」の扱いと、その早期退場にはびっくり。けれど、それ故にアバンでのくだりがすんなりと頭に入るし、そこで生まれた「違和感」を埋め、最後の最後で感動を生む仕組みになっていたのには素直に感心しました。

 アクションや謎解きの無い人間ドラマ的な映画は苦手であまり観ないのですが、本作は個々の「人間」とそこに根ざす背景・世界観の魅せ方が巧みで、最後までダレずに観ることが出来ました。上半期映画ベストなら五本の指に入ること間違いなし。

 けど、感想書きづらいなあ、これ。

総合点:★★★★★★★★★☆




マイティ・ソー/ダーク・ワールド

※※※


「アベンジャーズ」で圧倒的な存在感を見せ付けたソー兄ィと、その弟で悪役というより「笑いの神」と揶揄される人気キャラ・ロキさんが大活躍する単独作の続編。

 へムズワーズ兄ィの神を映像世界に反映させるが為の肉体改造は凄まじく、冒頭の女性客サービスな半裸シーンは男性でもときめくこと必至。ありゃあ確かに神ですわ……。
 兄ィが基本脳筋な分、こすずるく策を巡らせて跳ね回る弟のロキさんが可愛いのなんの。凹んでシュンとしたり、兄ィと共にはしゃいでドキドキワクワクな逃避行をしたりと、この映画の主役って誰だっけ? と思ってしまうほど請け合い。

 ファンタジー全開な世界観と、その説明に終始していた前作は正直そこまで好きでは無かったのですが、既にそれらを説明し終え、アベンジャーズで圧倒的な力を見せ付けた後だったのもあり、スーパーパワーアクション映画としてなかなか楽しめました。仮にも神であるにもかかわらず、とある事情からNYの一般市民と一緒に「電車通勤」をするソー兄ィのシーンがどツボです。


総合点:★★★★★★★☆☆☆






オンリー・ゴッド

※※※


 久々に「なんだこの映画は!?」と思った程に、ワケの分からないお話。
 辛うじて、「香港で幅を効かせている麻薬組織の幹部が地元の警察に惨殺され、組織のボスから"出来損ない"と馬鹿にされてる主人公(殺された男の弟)が報復を依頼されて調査に向かう」ことだけは理解出来たのですが、やってることは基本的にそれだけで、捻った展開やカタルシスは特に無し。仰々しい邦題に首を傾げること間違いなし(なお、DVDが発売された後、ジャケットに記されたあらすじから「ゴッド」であるのは主人公ではなく敵のオッサンであることを知って、ようやっと此の映画の構成が理解できました)

 その分、報復の連鎖で両者共にガタガタになっていく展開は、R・15+のきわどい映像も相まってなかなかに刺激的。特に、敵のボスと思しきポン刀を得物に暴れまわる謎のオッサンの無双振りには目を剥いてしまいます。もうこっちを主役に据えた方がいいんじゃないかな

 アクション面の凄絶さには思う様惹かれたのですが、如何せんお話で何をしたいのか分からないのがちょっとツラい。拷問や一つクエストを乗り越える度に、宴会場で部下を集めて歌い出すオッサンの姿はある意味必見。

総合点:★★★★☆☆☆☆☆☆




RUSH ブライドと友情

※※※


 へムズワーズ兄ィがその恵まれたカラダ……ではなく、ドライビングテクで他者をグイグイ惹きつけてく伝記映画。別にF1に詳しいわけではないのですが、周囲の好評価が気になっての鑑賞。

 ルックスもイケメンでビックマウス、一見なんでも持ってる完璧超人に見えるけれども、大一番のレースの前にはついつい嘔吐しちゃう繊細なメンタルの持ち主のジェームズ・ハントと、お世辞にもイケメンではなく、資金もなく、後ろ盾すらないが、理知的で心の奥に熱いものを持ったニキ・ラウダ。レースのウデはピカイチという共通点を持った二人は互いを敵視し、やがて絶対に負けられない宿命のライバルへとなってゆく。

 このお話はW主演のどちらにも肩入れすることなく、その栄光と挫折を代わりばんこに描いています。先も言いましたが、自分はF1ファンでもなんでもないので、彼らの挫折やその結末にはなかなかやきもきさせられました。

 どんな挫折を味わおうとも、如何な人並みの幸せを得ようとも、レースの中でしか、宿敵との戦い無くして心の平穏を得られない漢たちの姿は、アニメ「スクライド」のカズマと劉邦の関係を想起させられてしまいます。いつ命を落とすか分からないストイックさ、刹那の中にある快感がそうさせるのでしょうか。

 とまあ、漢たちのドラマが主体の作品ですが、その合間合間に描かれる迫力あるレースシーンもまた見事。冒頭・合間・終盤と、エンジンの轟音をBGMに描かれるレースにはオトコノコなら燃えること間違いなし。

総合点:★★★★★☆☆☆☆☆




実写・魔女の宅急便

※※※


 本作はアニメ版ではなく、その原作の小説を映画にしたものだそうで。とりあえず、宮崎駿のアニメ版(以下、ジブリ版)との相違点。他にもあるかもですが自分で気付いた部分だけ箇条書きに。
 何処のどいつがこんなことをしようと思ったのか疑問でしか無かったのですが、冒頭の東映ロゴで全てを悟りました。またお前か。

・ジブリ版では、「ヨーロッパの何処か」と設定されていたコリコの町ですが、本作では冒頭に『このお話は魔女の存在を信じている“東洋”のどこかの国のお話です』とのテロップが。尤も、作中描写はどこからどう見ても日本ですけれど……。

・魔女の宅急便というタイトルなのに、商標登録を持っているかの宅配業者に触れるのを恐れてか、劇中では『お届け物屋』一本。主要人物が魔女抜きのお届け物屋を連呼するシーンは何だかシュール。

・猫のジジが最後までキキと会話出来ている。尤も、この話で喋らなくなると完全な孤立になるってもありますでしょうけども(なお、原作ではジジが喋れなくなるのはかなり後の話だそうです)。

・「魔法」をあくまで「特技の一つ」としてとらえていたジブリ版とは異なり、「魔女」や魔法は一般人には超常の存在であり、それを快く思わない人間との対立も多く描かれている。



 丁度この時、自分の中で「見える地雷映画を観に行こうキャンペーン」がマイブームになっていて、あの有名な映画を実写化してどんな代物になるかキキ……否、嬉々として観に行ったのです。そうしたらまあ、予想を裏切らないのなんのって。ヘイトゲージが溜まっていく自分を、その奥でほくそ笑みながら見ている自分が居ました。
 ちなみに、同時期にあったもう一つの見える地雷、「実写・僕は友達が少ない」は観るタイミングを逃して鑑賞できず。残念。

 舞台背景や主演女優がどうだかってのはこの際もうどうだっていいんですよ。兎にも角にも、ジブリ版で敢えて描かれなかったであろう「一般人に依る魔女の迫害シーン」が思いの外長くて、それがものすごく不快な訳で。これでなんか、そこまで思われる下地かなんかがあれば納得は出来たのですが、迫害する者達の多くが特に理由もなくキキにヘイトを吹っかけてくるもんだから、観ているこっちは溜まったもんじゃあありません。一応エンドロールで救済措置はありますが、それ本編中にやってやれよう……。

 と、このまま「金返せ!」レベルの今年度最悪映画にランクインするかと思っていたのですが、終盤の大一番でオペラ歌手めいたぷっくり体型の先代魔女(演技がアレだった所を観る限り、本業の歌手なのでしょうか?)が、その場面と何の脈絡も無いのに挿入歌を歌い出したところで全部許しました。いやはや、アレは卑怯だよ。完全に入れる必然性無いし、歌ってる最中に豪雨は晴れるし、聞こえるはずのない歌でキキがやる気ゲージを取り戻しちゃうし。ここまでくると魔女っていうかエスパーですよあの人。

 割とヘイトばかりになりましたが、キキを演じた主演の娘は可愛いですし、それなりに金をかけたであろうホウキで空を舞うシーン全般の映像処理は見事ですし、小さな子どもたちが観る映画としてはそれなりにうまーく上がってるのかな……? と。
 どうでもいいけど、原作の「トンボ」は「とんぼ」表記が正しいのね。世界観が違うせいか、いつまで経っても日本語表記には慣れませんでした。

総合点:★★★☆☆☆☆☆☆☆(ネタ映画として)



LIFE!

※※※


 かのナイナイの岡村隆史が主演ベン・スティラーの声を吹き替えたということでちょろっとだけ話題になった一本。勿論、筆者は日本語吹き替え版は未鑑賞ですけれども。

 冒頭から、いい大人で無くとも一度は思い浮かべるであろう「子ども染みた妄想」が次々と映像化されて行く様にやられました。上司とベン・スティラーがドラゴンボールばりのスーパーアクションをするのを観ていて「こんなことに金使うのかよ」と笑いつつ、「こんなことに全力を出せる監督兼主演のスティラーが羨ましい」と思ったり。

 てっきりそれが主軸の物語かと思いきや、後に始まる現実世界の大冒険の始まりに過ぎない、という話運びがなかなかニクい。狭っ苦しい仕事場で働いていたオッサンがそこから解き放たれ、往く先々でガキのように楽しむところ――、特に「スケボー」のシーンの解放感は抜群のキレの良さで観ていて惚れ惚れしました。

 逆に、それまで引っ張っていた主要人物の正体や、とあるアイテムの隠し場所なんかにはちょっとがっかり。まあ、「それまでの道筋こそが宝物だ」とか言う人も居るわけですし、そこに突っ込むのは野暮だとしても……。ただ、それを受けてのラストシーンは「日陰者のサラリーマンのみんな、頑張れよ!」というベン・スティラーからのメッセージにも見えてちょっとだけほっこり。

 むしろ、あの妄想世界を軸に話を作って行っても面白くなったんじゃないかなあ……。自分が普段からそういうことばかり妄想している分、なおさらに。

総合点:★★★★★★☆☆☆☆




LEGO(R)ムービー

※※※


 世界中で子どもの玩具として高い人気を誇るレゴブロック。幼児向け特撮番組なんかを観ていると、時々それを用いたレゴ・アートのセットのCMが流れてたりして、あの凹凸ブロックだけで、よくもまああそこまで複雑なものを……と思ったりしてしまいませんか?

 本作はそんなCMの中にしかなかったであろう空間を完全映画化。CG処理されたレゴブロックとそれによって構成された街・人・マシンの精密さには子どもでなくとも衝撃を受けること間違いなし。

 とはいえ、基本的には中身は子供向けのゆるーいお話。高クオリティの映像と少数精鋭の声優陣の名演に支えられてダレは無いのですが、ついついなんでこんなもの観に来たんやろ……? と思ってしまいます。
 けれど、終盤のとあるシーンにおいて、それらがひっくり返るんですよ。このレゴ世界に於ける脅威の正体も明らかになりますし、それより何より、これが子供向けの皮を被った「クリエーターへの応援メッセージ」であることに気付くのです。公開当時Twitter上では脚本家やアニメーターの方々から絶賛されていましたが、まさかこういう意味があったとは。

 此の世界の設定を考えると、少数精鋭で多種多様のキャラクタの声を演じ分けていた設定にも納得。特に悪役の多くをアテる山ちゃんこと山寺宏一や、女性役をほぼ一手に引き受けた沢城みゆきの声質の広さには今更ながら驚くばかり。同じシーンに担当キャラが映っていてもそれらを瞬時に演じ分けているところを観ると、やはり日本の声優って凄いんだなあと実感せざるを得ません。

総合点:★★★★★★★☆☆☆




獣電戦隊キョウリュウジャー対特命戦隊ゴーバスターズ さらば永遠の友よ

※※※


 どちらも好きな作品で、「キョウリュウジャー」でメイン監督を務めた坂本浩一氏の映画、しかも恐竜戦隊つながりでジュウレンジャー・アバレンジャーの戦士まで呼んでくると言うのだから、そりゃあもう期待するしかない。
 以前「MOVIE大戦アルティメイタム」の感想で書いた通り、坂本監督のど派手なアクションはやや食指気味だったのですが、キョウリュウジャー本編に於ける本場パワーレンジャーめいたアクション(坂本氏は元々あちらのお国でパワーレンジャーを手がけていました)に再び惚れ直し、本作を観るときには大分期待していたんですね。

 そしてそういう意味じゃあ期待を裏切らないのなんのって。生身・ガワ問わずの激しいアクションに、総勢二十人近い戦士たち一人ひとりに個性を付けるやりよう、別にいらないんじゃないかってくらい盛り込んでくる女性陣の脚アピール。この人はもう、観客たちを楽しませるよりも自分が楽しむことを優先してるんじゃあなかろうか。

 テレビシリーズを直接手がけているキョウリュウジャーは基より、パンフレットで「自分たちの得意分野」と称したゴーバスターズのスパイアクション染みた隙の少ない殺陣と、観ていてついつい頬が緩む。しかもそれはお話の流れも同様で、従来の熱いストーリーの中にこっそりと前作の補完を捩じ込んで来る所にもニヤリ。特に、ゴーバスターズ最終回で消滅したと思われていた陣マサトの復活シーンにはちょっとホロリとしてしまいました。

 とは言え、「フォーゼ」本編やその後継作品で度々観られた生身戦の冗長さや、省略なしの変身シーンは本作にも継承されていてちょっとダレが。60分という時間尺があるのだからもう少し絞って欲しかったなあ……。

 あと、これは時間の流れもあってしょうがない問題ですけれど、声のみの出演となったジュウレン組の声がやっぱり相応にお年を召していてちょっとかなしみ。特にチバレイ/プテラレンジャー(メイ)は無理に高い声出さない方が良かったよ絶対。
 逆に、同作唯一の顔出し出演となったティラノレンジャー/ゲキは、当時の体型こそ保てなかったものの、アクションとお声が当時のまんまで感動しました。「ディケイド」に出演したてつをのように、最初こそ違和感があれど、中盤から完全に当時のそれが宿ってくるかのような様子は必見。

総合点:★★★★★★★☆☆☆



クレヨンしんちゃん ガチンコ! 逆襲のロボとーちゃん

※※※


 6月鑑賞作品の中では唯一の新規鑑賞作。尤も、これ自体はゴールデンウィークの一本ですが……。
 クレヨンしんちゃんの映画なんてテレビの特番を含んでも十年近く観ていなくて、弟に一緒に行こうと連れられた時は「何故に?」と首を傾げずにはいられませんでした。
 ……が、意外や意外。「グレンラガン」「キルラキル」を書いた中島かずき氏の熱い脚本と、彼が好きなロボットアニメオマージュ盛り沢山で、子どもにも大人にも面白い作品に仕上がってしましたとも。冒頭のカンタムロボの宇宙戦から一気にトばしています。


「ロボ○ー」といわんばかりのロボとーちゃんは、そのシンプルなデザインのおかげで作画でもがっつりと動き回り、本編さながらの親父の貫禄を否応なしに魅せつけてくれます。作画面とはあまり関係ないのですが、「改造」されてから自身の「正体」に気付くまでのひろし視点の映像は疾走感もあり、観ていてなかなかに爽快です。

父親はどうあるべきか」というテーマの元、家庭内ですっかりその地位を失った父たちの存在を束ね、暴徒化させて行く様子は、同じ男としてシンパシーを感じるものの、やはりどこか恐ろしい。「しんちゃん」は鑑賞客層が幼児とその親ってのが固定されているのもあってか、ガキ染みたどうしようもない絵面に大人でもブルっと来る世相の批判が盛り込まれていてビビります。

 中盤で明らかになるひろしとロボひろしとの関係は、「しんちゃん」という作風を鑑みるとそうするしか無いと納得しつつも、「こんなややこしい事態にしてどうすんだ!?」と首を傾げてしまいましたが、そこにある種のカタルシスを持って来ていて、きちんと話を追って行くと本気でホロリとします。何でも出来るロボットと、三十代後半で体の節々にガタの来た生身のオヤジ。同じ性格の人物二人のどちらを「野原ひろし」として迎え入れるのか。そこはしっかりと本編を観てもらいたいかなと。

 執筆時期のせいで本編には全く絡めなかったものの、その分看板ネタ(背景や何だにパロディ台詞や何かをぶち込んでゆく手法)にはパシリムを始めとしたロボ・SF映画ネタが盛り沢山。本作自体なかなかのお話でしたが、これがもし来年公開で、パシリムのネタが本編にも反映されていたら――、と思わずには居られません。

総合点:★★★★★★★★☆☆



 疲れた……。もう十本なんて書きたくないよ……。
 なお、次回の7月号は、

『ゴジラ(1954年の映画・六十周年デジタルリマスター版)』
『ゴジラ(1984年の映画)』
『ゴジラ2000ミレニアム』
『GODZILLA―ゴジラ―(2014年の映画)』
 ……の4本立てになる予定です。見事にゴジラ尽くし。

 同月に仮面ライダー鎧武の劇場版、ジブリ映画なんかも控えてますが、それはまた別のレビュアー様にお任せしようかと。
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