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「これから観に行く上で全く役に立たない映画レビュー」
映画レビュー 平成25年

これから観に行く上で全く役に立たない映画レビュー平成二十五年十二月号

 ←これから観に行く上で全く役に立たない映画レビュー 平成二十五年十一月号 →これから観に行く上で(略) 2013年映画ベストテン
 もうじき今年も終わりですね。
 そろそろ2013年の個人的ベストテン映画選定しなくちゃな……。

 ここやツイッターでの反応を追っていただけると、わざわざ書かなくても分かっていただけるかもしれませんが。


 今月レビューを書くのはこちらの三作品。



キャプテン・フィリップス

仮面ライダーx仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦

ゼロ・グラビティ





◎キャプテン・フィリップス

〜あらすじ〜

実際に発生した事件を元にした映画。

 2009年4月。アメリカのコンテナ船マースク・アラバマ号は、援助物資5000トン以上の食糧を積んでケニアに向かうべくインド洋を航行していた。リチャード・フィリップス船長(演:トム・ハンクス)と船員たちにとって普段と変わらない旅だったのだが、ソマリア沖に入った時に事態は一変。アラバマ号に現地の海賊が徒党を組んで襲いかかって来たのだ。
 フィリップス船長の見事な指揮と機転によって一度は難を逃れるものの、数名の海賊に乗り込まれ、抵抗虚しく占領されてしまう。
 追い詰められた船長は殆どの船員たちを倉庫内に隠し、自分と少数の部下だけが人質になるという決断を下し、海賊たちを追い出すべく行動を開始する。



※※※



実在の人物を扱った感動の実話』というキャッチコピーがどうにも気に食わず、最初からスルーするつもりでいたのですが、Twitterのフォロワーさんを中心に思いの外高評価だったのが気になり、「まあ騙されたと思って……」くらいの気持ちで劇場に足を運んでみたんですね。
 そうしたら、これが思いの外どころか予想以上に面白いのなんの。これをスルーするなんてとんでもない。成る程、そら皆絶賛する訳だわ、と鑑賞後呆けた顔でそんなことを思っていました。


 舞台はアフリカに近いソマリア沖。各種武装を施し、小回りの利く海賊船とは対照的に、フィリップス船長の乗る船は武装皆無でスピードの出ない大型船舶。最初は船長の機転と海賊マニュアルによって何とか退けるものの、海賊衆の大物によって再編成された少数精鋭によって船を乗っ取られ、絶体絶命。
 しかし船長はここでも機転を見せ、船員たちを人質にされぬよう隠し、密かに罠を仕掛け、何とか海賊たちを船から追い出さんと奮闘。甲斐あってなんとか手打ちに出来ると思いきや、敵のリーダーによって船長は海賊の人質にされてしまい――。

 内容も然ることながら、ピンチとそれ以外のシーンとの緩急の付け方が見事のひとこと。昔平成ゴジラシリーズを撮っていた川北紘一監督が「主鑑賞層の子どもが飽きないよう、10分に一回は子どもが驚くシーンを組み込んだ」なーんてことを仰られていましたが、この映画はまさにそんな感じ(子どもの観る映画じゃねえよって突っ込みは置いといて)。
 説明その他で観客の集中力が途切れそうになる所で、絶妙に次の窮地がやってくるという展開運びが成されており、飽きは来ないわスクリーンから目が離せないわで面白い。その分、観終わってスタッフロールが流れる辺りで疲労感がどっと押し寄せるのですが……。


 兎にも角にも、このフィリップス船長の機転と決断力行動力、最後まで諦めない意思の強さと勇気にシビれるのなんの。武装は無く、一度追いつかれたら回避手段は何も無いというのに、ハッタリだけで海賊たちを追い返すという凄まじさ。
 海賊に乗り込まれた時も、船の構造を全て把握した上で冷静に船員たちに指示を出し、彼らと協力して海賊たちの戦力を削いで行き、最終的に彼らを追い立てるほどまでに逆転する知将ぶり。
 もうね、前半の船舶防衛戦だけでドキドキワクワクさせられっぱなしですよ。(その後の話も十分面白いのですが)ここだけで入場料分の元は取れましたわ。フィリップス船長が凄すぎて、強盗に入った海賊の皆さんが可哀想になる。


 漸く落ち着くかと思いきや、船長を人質に取られて、第二部・船長人質奮闘記のスタート。精神的にも物理的にも追い詰められたフィリップス船長が、米国海軍に追われて同じく追い詰められた海賊たち相手にどうにかして生き残ろうとする次なる戦いがまたドキドキする。

 このままじゃ終われないと船長を人質に取ってカネをせしめようとする海賊たちですが、逃げているうちに事態は段々と悪化し、助けは来ないわ米国海軍がいつでも撃ち殺せるぞと言わんばかりに張り付いて来るわと散々たる有り様。お荷物の船長を殺してやりたいところだが、それが分かれば自分たちが問答無用で殺される。
 狭苦しくて物資も満足にない極限状態の中、誰もが生き残るために行動し続けるのですが、ここでも船長の圧倒的胆力が光る。海賊たちの標的が船舶の財産から自身の命に移ってもなお、彼らに降伏を求め、逆転への道を探して奮闘。終盤で船長が取った「ある行動」は、そうした極限状態だからこそ度肝を抜かれ、そこまでやるのか! と驚かされざるを得ませんでした。これが首の皮一枚でなんとか命の繋がった人間の行動なのか!

 そしてそれ故に、ラストシーンにて船長が見せる「」が強く印象に残るんですね。あれだけ強かった船長も普通の人間。「あれだけのこと」が間近で起こって平気でいられるわけがない。それを思うと、またこれまで船長がやってきたことの凄まじさが実感できる瞬間であります。


 いやはや、スルーしないで劇場で観ておいて良かった。

 ただこれ、ワクワクドキドキヒヤヒヤはするけども、「感動の実話」ではないよね。何処で泣いていいかよく分かりませんでした。


総合点:★★★★★★★★☆☆




◎仮面ライダーx仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦

〜あらすじ〜

仮面ライダーウィザード 約束の場所

 操真晴人/仮面ライダーウィザード演:白石隼也)は、相棒・コヨミ(演:奥仲真琴)の『静かに眠らせて欲しい』という願いを叶えるべく、彼女の魂が込められた『ホープ』の指輪を手に世界各地を回り、指輪の安置すべき場所を探し続けていた。
 そんな晴人の前に現れた謎のファントム・オーガ。最強の存在になるべく晴人の体内のドラゴンを狙うオーガは、彼を絶望させんとホープの指輪を奪い、姿を消す。

 手がかりを得るべくかつての仲間の元へ戻った晴人だったが、そこに黒い衣装を纏ったコヨミが出現。ドライバーを使って『白い魔法使い』へと変身し、街を無差別に破壊し始める。晴人を絶望させんとオーガの仕組んだ罠だったのだ。
 コヨミを殺して絶望するか、殺せずに絶望するか。残酷な二択を突き付けられた晴人の運命は――。


仮面ライダー鎧武《ガイム》 戦極バトルロワイアル!

 戦極時代――。各国の武将が『武神』と呼ばれる守護者の仮面ライダーを従え、天下を得るべく戦う異世界。領地拡大の為日々激しい戦いが繰り返されていたが、そこに一石を投じるが如く現れた武神鎧武(声:小山力也)の出現により、その様相は一変し――。

 葛葉紘汰(かずらばこうた)/仮面ライダー鎧武演:佐野岳)たちの住む沢芽市ではアーマードライダーたちによる『戦極バトルロワイヤル』が開催されていた。優勝者に与えられる大量のロックシードを狙い、各チームのライダーが火花を散らし合う中、突如異世界の扉が開き、紘汰、呉島光実(くれしまみつざね)《ミッチ》/仮面ライダー龍玄演:高杉真宙)、駈紋戒斗(くもんかいと)/仮面ライダーバロン演:小林豊)の三人が戦極時代へと飛ばされてしまう。
 ライダーと武将たちとの命懸けの戦いを目の当たりにした紘汰とミッチは『イエヤス(演:JOY)』を名乗る武将の一団に捕えられ、彼の天下取りの手伝いをさせられる羽目に……。
 一方、ユグドラシル本社はヘルヘイムの森のその奥に発生した『不可思議な空間』を感知、主任の呉島貴虎(くれしまたかとら)/仮面ライダー斬月演:久保田悠来)を派遣し、調査に向かわせる。

 武将に仕えることなく、各国のライダーを討伐する武神鎧武の目的とは何か? 彼の言う『巨大な力』とは何か? そして、紘汰たちアーマードライダーは無事に沢芽市に戻ることが出来るのか?



※※※

《仮面ライダーウィザード》

 何時だかか、ここで言った『各種シーズンに合わせてがっちり組み込まれた露骨な玩具販促』、『ゲストのお悩み解決ルーチンワーク』と行った平成二期ライダーの極地にある作品。それが自分の中にある『ウィザード』に対する評価でしょうか。嘗てに比べその辺が小慣れて来たなあという気はしますが、その分マンネリも酷くて、話が本格的に動いたパワーアップ回や終盤五話くらいまでホントに追ってるのが辛かったです。

 仮面ライダーディケイドをはじめとした平成ライダー総出演の特別編を挟んで次作・『鎧武』にバトンを繋いだ本作ですが、まああまり期待はしていなかったんですね。
 そうしたらどうだ。きっちりと終わったテレビシリーズ最終回の感動を更に押し上げ、納得出来る形で完結していたものだから、感動するよりも先に驚いてしまいました。

 コヨミの魂を宿した指輪の安置場所を求め、世界中を当てもなく旅する晴人。しかし心の奥底で「手放す」ことを恐れ、今の今までどうすることも出来ないでいた。それを利用し、晴人の体内のウィザードラゴンを奪わんとするファントム・オーガ。「ホープ」の指輪を奪ったオーガは、自身の力でコヨミの肉体を作り出し、無差別な破壊を行使させ、「コヨミを消して絶望するか、消せないで絶望するか」という二択を晴人に迫る。

 テレビシリーズの「取り敢えず傷めつけとけば絶望するだろ」って安易な考えと行動に辟易していた身としては、ここまでの選択を強いる所でもう大満足でした。それまでの積み重ねあってのものですし、本編ラスト後のシナリオで使うならこれ以上のものはない。
 結局力技でアンダーワールドに侵入されてしまうわけですが、そこでの演出も中々見事。
 テレビシリーズ劇中の回想が挟まり、操真晴人にとってコヨミが如何に大切な人物だったかを強く感じさせる画作りとなっているのですが、わざわざ「そのシーン」と同じ場所で新規撮影を敢行し、画面手前にウィザードとオーガの戦いを重ね合わせるという手法には思わず唸らされました。自身の心の中が表れるというアンダーワールドの世界観を端的に表し、魔法世界らしい画になっていて感動。
 その後の画像スライドショーに合わせてウィザードの各種スタイルの殺陣を見せるのはちょっと冗長でしたが、その辺を帳消しにする素晴らしさでした。

 それと、今作は(流石に多すぎるのではないか?と思わざるを得なかった)サブキャラクターたちも頑張った。「(他に居場所も無かったので)魔宝石作りの修行をする」と言った瞬平が「偶然」とは言え、子どもの頃からの憧れであった魔法で晴人を救うシーンなんか意味無く泣いてしまったし、折角キマイラから開放されたのに仲間の為に再び魔法使いに戻る道を選んだ仁藤とか、これまでの積み重ねあってのシーンが多くて、まさにこれまでの集大成って感じでした。「MEGAMAX」のオーズパート並に本編補完として上手く行っていたと思います。


 しかし、黒ロリ衣装のコヨミちゃん可愛すぎじゃありませんかね……。


《仮面ライダー鎧武・戦極MOVIE大合戦》

 興行収入二十億突破目前の『劇場版魔法少女まどかマギカ 新編・叛逆の物語』で観客に希望と絶望を植え付けた虚淵玄氏がメインライターを務める、平成ライダー最新作。
 フルーツで変身するというキャッチーさの裏で、徐々に氏特有の「黒さ」が滲み出始めた本編とは裏腹に、こちらは「平成ライダーたちを武将に据え、天下を狙う戦極時代」というしっちゃかめっちゃかなパラレルワールドが展開されます。
 そりゃまあ、「本編一話も撮影されてない段階」で本筋に沿った内容なんて撮れないのは分かりますが、にしてもずいぶん振り切れたなあ……。

 ウィザードパートが本編の補完として間口の狭いやり口のシナリオだった反動か、こちらは冒頭から自由すぎて「???」と思うこと請け合い。本編と切り離されているからか、この世界観に慣れれば後はもう「そういうものなんだ」と思って観られると思います。

 もう、見たまんま「ふざけた」世界観なのですが、それでいて「放送当時の鎧武の内容を噛み砕いて伝える」筋道になっているのは驚き。劇中戒斗が言及している通り、沢芽市のダンスバトルも、ここ戦極時代の国取り合戦も本質的には同じもの。即ち自分たちのための陣地の奪い合いである、と。
 そう考えると、時代考証をうっちゃったトンデモ戦極時代設定にも納得が行きます。鎧武劇中では「単に子どもの遊びの延長」だったインベスゲームやアーマードライダー同士のバトルに『実験』、『モルモット』と言ったキナ臭い要素が隠されていることが明らかにされ、1クール目の何処か温い雰囲気に一石を投じようとしている最中でありますが、こちらでは訳の分からない領地の奪い合いから兵士たちの死を契機に考え方が代わり、本気の戦に乗り込んでゆくという様は、劇場という媒体でこれまでのおさらいをしているかのよう。
 脚本家も違えば撮影時期もあんななのに、よくもまあここまで話を擦り合わせて来たもんだ。


 ……と、話の流れ的には(細かいツッコミどころは放っておいて)かなり満足した鎧武編なんですけれども、アクションやギミックの魅せ方はちょいと冗長気味かなあ、と。玩具の長すぎる音声がアクションと噛み合っていない(イチゴアームズのそれが顕著)し、ただでさえ変身から行動可能になるまでが長いライダー(※ 変身ポーズ→バックルにロックシードセット→展開後、頭上に果実→頭にくっつき、アーマーに変形→音声と共に変身完了。1シークエンス終了までに二十秒弱)なのにも関わらず、バンク付きの変身シーンが多いのなんの。前者については今後の改善点になるのでしょうけど、後者に関してはCG合成の手間もあるだろうし、何個か省いても良かったと思うのだけどなあ。


 そして、そのまま地続きでスタートする戦極MOVIE大合戦。武部Pの提案で鎧武編とMOVIE大戦パートとが一緒くたになっているせいか、ライダーロックシードで変身! という要素があってもなお、共演作としては地味な印象が。つか、雑魚たちとの戦闘という見せ場のあったバロン・龍玄・残月はさておき、鎧武ウィザードアームズは変身に何の意味があったのか。アレ、ホント変身しただけじゃないっすか。


 総括。
 ウィザードパートが完結編として綺麗に纏まっていたのと、鎧武パートがこれまでのお話のおさらいとして上手く出来ていたのもあり、個人的には前々作「MEGAMAX」くらいに好みの映画でした。相応に細かいツッコミどころがあるのですが、そこはまあご愛嬌。

 しかし『キバ』の名護さん『W』の照井夫妻『フォーゼ』の賢吾だのをあぁいう形で引っ張ってくるとはなあ。ウィザード編でウルッと来た後だけあってホント腹筋に悪い。


 そしてエンドタイトル後のあの告知ですよ。東映まだ懲りてないんか!



 まあ、この辺りのキャストを観ると……期待はするんだけど、さあ……。


総合点:★★★★★★☆☆☆☆






◎ゼロ・グラビティ

〜あらすじ〜

 地球で医療技師を務めるライアン・ストーン博士(演:サンドラ・ブロック)が、自身の考案したシステムを宇宙船に取り付けるべく、指揮を務めるマット・コワルスキー(演:ジョージ・クルーニー)たち宇宙飛行士たちと共に船外活動をしている所から物語は始まる。
 船外活動中の一行を大量の宇宙塵が襲い、ストーン博士とマットの二人は宇宙空間に投げ出されてしまう。ロシアが破壊した自国の衛星を破壊したところ、他の衛星も連鎖的に破壊され、膨大な量の塵となってばら撒かれてしまったのだ。
 想定外の事態と、急速に減りゆく酸素によってパニック状態に陥るストーンだったが、熟練者のマットによって平静を取り戻し、なんとかシャトルまで帰り着くが、そちらも塵によって大破しており、作業員たちの遺体が無慈悲に漂っている。
 二人はなんとか地球に帰還すべくISS(国際宇宙ステーション)へ向かうが、その最中船体やパラシュートに阻まれ、両人共宇宙空間に放り出されてしまう。マットはストーンを生かすべく、彼女の制止を振り切り、命綱たる固定ロープを取り外し、宇宙空間の深淵へと消える。

 一人ISSに辿り着いたストーンは、地球帰還の一縷の望みを懸け、唯一無事な宇宙船『ソユーズ』に乗り、中国の宇宙ステーション『天宮』へ向かわんとするのだが――。

※※※



 予告の時点で「他とは違う雰囲気」を感じ取り、パシリム以来の『3Dで観たい』映画と位置付けた一作。中々の人気で席も混んでいましたが、わざわざ大枚叩いてIMAX3Dにしただけのことはありました。

 冒頭でサラッと説明される通り、宇宙空間で人間は生存出来ない。その上無重力のせいでまっすぐ進んだり、ものを掴んだりするのだって一苦労。そんな空間でコンピューターも通信も使えなくなったら……? 非現実過ぎてピンと来ない閉鎖的シチュエーションを圧倒的映像美と奥行き感で示したのが本作です。
 金と時間を惜しげも無く投入し、顔出しキャストすら二人に絞って作り上げた画面は、「これ本当にCGなのか!?」と突っ込みたくなるほど美麗な宇宙空間。地球の作画、燃え盛る宇宙船、どうやって撮ったのか思わず聞きたくなってしまう無重力表現――、と凄まじい映像が画面一杯に広がるもんだから、気の休まる時が無い。飛び散る瓦礫一つ一つの造り込みも細かく、奥行きのある3Dで観ていると「当たる筈が無いのについつい避けてしまいそうになるほど。

 映像については兎に角画質が良く、大きなスクリーンで観ていただきたいとしか言えませんが、その裏に隠れたサスペンス要素というか、観客を引き付ける展開運びが素晴らしい。最初のトラブルから最後の最後まで、冗談抜きに気の休まる時が無い。一難去ってまた一難、先の見えない暗闇をサンドラ・ブロック演じるストーン博士と共に「体験」しているかのような感覚に陥ること間違いなし。

 意外だったのは、W主演であったジョージ・クルーニーが中盤で「退場」してしまう点。とは言え、サンドラ・ブロックのその後の行動に大きく関与しているし、はっきりと「退場」したと分かるシーンであるがゆえに、終盤のとある場面に感動を呼ぶわけなのですが。あれ、彼がいなかったら確実に「死」を選んでましたよね、彼女。
 序盤の頼りなさげな雰囲気から、終盤の何があっても諦めない強さへの転換は、『エイリアン』のリプリー『ターミネーター』のサラ・コナーを観ているかのよう。

 クラウド・アトラス、パシフィック・リムと凄まじい映像をこれでもかと魅せつけてくる洋画の多かった2013年でしたが、本作はその中でも特に素晴らしい映像作品でした。是非是非劇場で、欲を言えば3DやIMAXでご鑑賞ください。宇宙の暗闇をサンドラ・ブロックやジョージ・クルーニーと共に旅しましょう。



総合点:★★★★★★★★★☆
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