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「これから観に行く上で全く役に立たない映画レビュー」
映画レビュー 平成25年

これから観に行く上で全く役に立たない映画レビュー 平成二十五年三月号

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 三月号なのに四月掲載とはどういうことか。

 その辺のお詫びというか、今回の記事で本レビューが丁度一周年になるからか、今回は一本余計に書きました。


 今回レビューを書くのはこちらの四作品。

プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち

フライト

ジャンゴ~繋がれざる者~

シュガー・ラッシュ





◎プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち

〜あらすじ〜

 妖精の世界の住人・グレル(声:愛河里花子)は自己顕示欲が強く、妖精学校の同級生たちとも仲良く出来ないいたずらっ子。外部講師を招いての「プリキュア授業」においても、「プリキュアなんて、変身できなきゃただの女の子だ」と言い放ち、好き放題暴れた後に教室を去ってしまう。
 ある時、先生たちから「立ち入ってはいけない」と言われる祠を見付けたグレルは、泣き虫で引っ込み思案な妖精・エンエン(声:玉川砂記子)を強引に仲間に引き入れ、中に眠る宝――紫色の影水晶に手をかける。
 水晶から現れたのは、グレルと全く同じ姿をした黒い影。影は「俺はもう一人のお前だ」と語り、グレルに「プリキュアを倒し、学校のみんなを驚かせてやろうぜ」と唆す。エンエンの忠告も聞かぬまま、グレルは影の誘いに笑顔で乗り、パーティーと称して歴代のプリキュアを妖精の世界に誘い込む。

 そうとは知らず、妖精の世界に向かう歴代のプリキュアたち。グレルたちが授業で用いた「プリキュア教科書」によって行動パターンを完全に把握されていた彼女たちは、グレルの影を前に成す術も無く倒され、変身アイテムを奪われてしまう。
 やや遅れて到着した「スマイルプリキュア」の面々も全滅、結晶化するところであったが、寸前にエンエンと接触した星空みゆき/キュアハッピー声:福圓美里)は、彼に「ちょっとピンチ。助っ人お願い」と言伝する。誰に? 歴代のプリキュアは全て倒されたというのに!
 いや、違う。プリキュアはまだ残っている。つい最近生まれた新しいチーム「ドキドキ! プリキュア」の面々が!





※※※

 仮面ライダー、スーパー戦隊、アメコミヒーロー……、ここ数年、「オールスターもの映画」を観ない年はありません。それぞれのファンからすれば、かつて大好きだったヒーロー・ヒロインを大スクリーンで堪能出来て素晴らしいものだと思います。事実自分も、かつて、「オールライダー対大ショッカー」にて仮面ライダーZOやBLACKRXが出ると聞いたときは、「再び彼らの活躍が観られるのか! すげぇ!」と喜び、封切りを心待ちにしたものです。
 しかし、オールスター映画というのはそのシリーズにおいての最後の切り札。一度作ってしまうと話題性にしろ中身にしろ前作と比較されるうえ、濫用すればするほどネタが無くなり、自分たちの首を絞めるだけになりかねないものだと自分は考えています。
 にも関わらず今年も続く東映のオールスター映画ラッシュ。「スーパー戦隊対仮面ライダー」という(企画の時点で無謀でしかないうえに)最後の切り札の切り札を切ってなお、メタルヒーローを水増ししてまで続けようとするスーパーヒーロー大戦。もうやめときゃあいいのに……。

 本題。
 そんなこんなで、NewStageとしては二作目、オールスターズシリーズ全てを総合するとなんと五作も続いた本作、こころのともだち。
 上記の文章を読んでいただければ分かるかと思いますが、自分は色の出ない紅茶パックを何度も何度も湯に浸けるような東映の濫用オールスター映画には否定的です。プリキュアの数は作品が続けば続くほど増え続けるというのに(本作でとうとう30人越え!)、未就学女児(と、大きなお友だち)がメイン層故に上映時間は増やせず、前作及び現放送作品のキャラを際立たせねばならず、ミラクルライトによる鑑賞者参加型プログラムまで盛り込まねばならないとなると、もうストーリーなんて何も無いじゃないですか。自分は「ハートキャッチプリキュア!」のキュアマリンが好きで好きで堪らない人なんですけれども、台詞が一言二言あるかないかくらいの出番しかないなら、正直出なくてもいいんじゃないかとしか思えないです。

 閑話休題。
 ……それでもなおシリーズを継続させるために作られた前作「NewStage」。劇場オリジナルキャラのあゆみちゃんを主役として、その当時の現役と前作のプリキュアたちが彼女を後押しするというストーリー構成で、お話自体はなかなか面白かったです。
 が、尺の都合で捌き切れないと判断されて初代~GOGOの面々は台詞を切られ、フレッシュ・ハートキャッチの面々も取って付けたような出番しかないという、オールスター映画としてどうよ!? という様相が展開され、賛否を呼んだものです。

 では本作はどうか? まあだいたい公開前からの予想通りでした。
 
 今作も全体像は変わらず、劇場オリジナルキャラの悩みを解決するために前作現行作のプリキュアを中心に奔走する、という筋書き。ミラクルライトの使い道も、細部は違えど「プリキュアを直接的に助ける」というもの。恐らく来年もあるであろう三作目でもこのフォーマットで行くのだろうなあと感じました。

 が、登場声優に関しては前作以上にバッサリと切られており、現行作『ドキドキ』と前作『スマイル』を除けば、圧倒的な存在感を見せ付ける初代の面々三人と、ストーリー上重要な役割を持った『フレッシュ』のキュアパッション『スイート』のキュアビート、そして何故か台詞ありの上に魅せ場まで用意された『ハートキャッチ』のブロッサムとマリンを除いて全員声無しという凄まじさ。前作が作品単位でザッと切っていたせいか、この中途半端ぶりはちょっと女々しいんじゃないかなと……。作品違うんですけど、「レッツゴー仮面ライダー」において、別に出る必要無かったのに俳優の顔出しありだった「W」の面々のシーンを思い出しました。そういえば本作で感じた時の気持ちも似たようなものだったなあ……。逆に、声無しだったサンシャインとムーンライトのファンが可哀想でなりません。

 他のメンバーは掛け声すらなく殴る蹴るに必殺技の応酬で(一応)存在感をアピール。狙ってるのか他にアピールしようがなかったからか、造成地らしいフィールドで敵を蹴散らすプリキュアの姿が東映特撮ヒーローめいてて笑えます。前作は喋らないのは殆どプリキュアだけで、妖精たちはそこそこ喋っていたのですが、本作は近作のものと解説に定評のある『フレッシュ』のタルトさんを除いて一言も話さないため、妖精たちが無言で集結するシーンは色々と怖いです。作品の賑やかし要員でもあった彼らが喋らないのは、プリキュアに台詞が無い以上に怖い。(その分、本作の舞台が妖精たちが沢山集まる場所になってて、そっちが賑やかしになるんですけれども)
 なんというか、仮面ライダーのオールスターものを作るスタッフがプリキュアオールスターズを作るとこうなるんだ、ってな感じでした。良い悪いじゃなくて、見た目がそんな感じだってことですけれども。

 ここまでずっと愚痴っていましたが、プリキュアの出番を削った分、ストーリーの方は(未就学女児に観せるという意味で)良く出来ていたように思います。
 本作のテーマは「いじめ」。主人公格に収まる二人の妖精は性格こそ違えど、双方共に騒動の発端を担い、プリキュアたちを行動不能にした挙げ句、妖精の国を崩壊寸前に追い込んでしまうのですが、倒すべき相手であったプリキュアたちとの出会いから改心して行き、彼女らを助けるために奔走する、という流れが丁寧に出来てるんですね。
 いじめ、というと被害に遭った方に目が行きがちですが、それで苛めた側を糾弾すればそれで済むのか? と言われるとそうじゃないんですよね。いじめた側がいじめられた者たちを救わんとし、いじめられた側もいじめっ子を許すまでの流れが綺麗で非常に宜しい。ちっちゃくてひたすら動きまくるグレルとエンエンのビジュアルも手伝って、観ているだけで楽しくなります。


 それと、個人的には現行作と前作プリキュアの扱いが良くて大満足でした。出番がという意味ではなく、ストーリー上での立ち位置という意味でです。

 これまでのオールスター作品における現役プリキュアの描かれ方って、「未知の敵にオロオロする」→「そこに前作の先輩たちが助けに来る」ってのがお決まりになってて、両者の立ち位置が対等でなく、どこか下に見られている感じ――、所謂『新人研修』的な展開がどうにも好きになれなかったんですよね。ですが今回は、敵が『プリキュア教科書』なるもので過去作全てのプリキュアたちを下してしまい、前作のスマイル組ですら途中退場になってしまうんですね。しかし最近プリキュアになったばかりの『ドキドキ』組は教科書に対策が載っておらず、敵と真っ向から戦うことが出来る。もちろん彼女らも万能ではなく、先輩たちが復活した後は共闘して互いに健闘を称え合うという流れ。現役をお荷物扱いせずに、一戦力として活躍させる筋立てには「こういうのが観たかったんだ!」と思わず唸らされました。もう現役と前作とvsシリーズ作った方がいいんでないの

 オールスター映画として観ると非常に物足りない作品ですが、純粋にプリキュアの春映画として観ると(もしくは現役・前作ファン向け映画)かなり満足出来る作品なのは保証できます。「いや、それ、オールスター映画である意味ないやんけ」というツッコミが返って来そうですが、心構えとしてはそういうイメージで。

 はてさて、このオールスターズも恐らく来年あるであろう三作目で節目になるわけですが、素人目にも「これのどこがオールスターだ」と見えるようになってきたこのシリーズ、後ろ指を指されてもなお継続し続けるのか、いい加減にやめるか、はたまた別個の企画を作るのか――。いい意味でも悪い意味でも注目せざるを得ませんね。個人的にはもうやめてほしいかなあと……。


総合点:★★★★★★★☆☆☆

※オールスター映画として観た場合:★★★☆☆☆☆☆☆☆


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『プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち』レビュー






◎フライト

〜あらすじ〜

 オークランドからアトランタに向かっていた旅客機が、突如原因不明の急降下を始めた。機長のウィップ(演:デンゼル・ワシントン)は神がかり的な操縦で地上への胴体着陸を成功させ、乗客・乗員102名のうち、実に96名をの命を救うことに成功する。
「奇跡のパイロット」、「大勢の命を救った英雄」として時の人となるウィップ。しかし事故調査委員会は、彼の血液から相当数の「アルコール」が検出されたとして、彼に過失致死罪の適用を準備していた。
 アルコール依存症の上、コカイン常習者でもあったウィップ。このことが露呈すれば終身刑は免れない。彼は「自分の腕が無ければ全員死んでいた」、「俺は英雄だ」とのたまうが、現実は彼を徐々に追い詰めて行く。
 ウィップ・ウィトカー機長は果たして英雄なのか、犯罪者なのか。



※※※

 アカデミー賞・脚本賞にノミネートされたデンゼル・ワシントン主演の映画。『R-15+』カテゴリは伊達では無く、「彼は英雄か、犯罪者か」なんてコピーも何もその、冒頭から飲酒にコカイン、全裸の女性と盛り沢山。ある意味答えは最初から出ている訳ですが、本作で求められているのはそういう直接的なものではなく、もっと普遍的なもの。

 先に言った通り、機長の性格は最初のシーン通りで、改善されるどころか話を追えば追うほどダメになって行くという酷さ。失意の中で出会った人との別れなど、同情出来るシーンも無くは無いのですが、ダメなところが悉くダメで、同情しようがないという。そしてその最たるものが最後の「査問会」で、今まで散々観客の期待を裏切り続け、前日のホテルにおける「飲酒」がトドメになっちゃって、それでもなお自分のウデと過去の栄光にすがりつきたいか!? と思っちゃうわけですよ。
そこでクライマックスでのあの決断。そこに至るまでのデンゼル・ワシントンの苦悩の演技・演出。正直なところ、好きな部類の映画じゃなく、機長のキャラクタに幻滅しながら観ていたのですが、ラストで大分見直しました。『彼は英雄か、犯罪者か?』というあのキャッチコピー。あれは観客が判断するのではなく、主人公自身の為にあるものだったのか! と最後の最後で納得できること請け合い。

 内容に関しては好き好きですが、飛行機墜落までのCGの出来栄えは素晴らしく、お話はあぁでも俳優たちの演技とカットの巧みさでダレずに観られました。さすがにアカデミー賞にノミネートされる映画は違うなあと。


総合点:★★★★★☆☆☆☆☆







◎ジャンゴ~繋がれざる者~

〜あらすじ〜

 南北戦争勃発直前のアメリカ南部。黒人奴隷のジャンゴ(演:ジェイミー・フォックス)は、ドイツ人歯科医にして賞金稼ぎのキング・シュルツ(演:クリストフ・ヴァルツ)に拾われ、彼の標的を探すうちに才能を見出され、銃の手ほどきを受ける。
 やがて一人前の賞金稼ぎとして成長し、シュルツと行動を共にし始めたジャンゴは、白人に買われた自身の妻・ブルームヒルダ(演:ケリー・ワシントン)が、ムッシュ・キャンディ(演:レオナルド・ディカプリオ)の経営する大農場に居ることを突き止める。
 妻を取り戻す為、シュルツと協力し、奴隷商人として大農場に乗り込むジャンゴ。屈辱に耐え、ブルームヒルダを買い付ける所までこぎ着けたのだが――。




※※※

 マカロニ・ウエスタンものが大好きです。……と言いつつ、マトモに観たのはドル箱三部作(荒野の用心棒・夕陽のガンマン・続夕陽のガンマン/地獄の決斗)と続・荒野の用心棒くらいしかないのですが。
 大義などではなく賞金の為に戦うガンマン、目にも止まらぬファニング撃ち。飛び交う血飛沫、追い詰められて敵に袋叩きにされる主人公、ずたぼろになりながらも這い上がり、ラスボスとの一騎討ち――。描かれる要素がことごとくツボでツボで。

 逆に、本作を監督したタランティーノ監督の映画は今まで一作たりとも観ていませんでした。『キル・ビル』も『パルプ・フィクション』も『イングロリアス・バスターズ』辺りでさえも。映画ヲタクで暴力描写の激しい監督だということは伝聞で知っていたものの、自分の琴線に触れる映画になっているかどうか、劇場で席に座っても尚、ちょっと不安だったんですね。

 そしたらもう、タイトルバックからタイトルの元ネタである『続・荒野の用心棒のテーマ』を流してくれちゃって、一体どういう映画か分からないうちから『これは当たりだ!』と思っちゃったんですね。

 勿論、肝心の内容に関しても大・大大・大満足。
 上記の自分がマカロニ・ウエスタン映画で好きな要素を一つ残らず詰め込んでくれているんだもの。そりゃあもう、三時間近い上映時間の中、終始ニヤニヤしながらスクリーンを見つめていましたよ。

 本作の根幹にあるのはかつての米国の『奴隷制』。西部劇の時代だけあって扱われ方は犬猫同然、鞭で打たれたり、粗相をすれば犬に喰われるなんて仕置きは日常茶飯事。その非道ぶりが劇中シュルツを動かしたり、ジャンゴの戦う理由になってたりするんですよね。
 しかしまあ、『そういう団体』から文句を言われても仕方の無いくらいの非道っぷり(あんまり酷い部分はさすがに隠していますけども)。よくもまぁここまでやるなと逆に関心しましたよ。

 タランティーノ監督の作風故か、ガン・アクション中はもう血飛沫が景気よく飛ぶのなんの。作り物だと分かるくらい豪快に飛ぶもんだから、いっそ気持ちが良い。中盤の屋敷でのジャンゴの一対多人数銃撃戦はあまりのド派手さにゾクゾクきましたとも、えぇ。
 クライマックスも情け容赦無い銃殺にダイナマイトと、マカロニ――というか『荒野の用心棒』めいた絵面と展開で大満足。ただ、OPにジャンゴのテーマ、メインタイトルにもかつての映画を意識した風体にするくらいなら、エンドマークは『TheEnd』の文字で締めて欲しかったかなー、と言うのが正直な気持ちです。こういうことを言うのは自分だけかもしれませんが。

 上記のフライトとはまた違った意味で『R-15+』に相応しい映像が展開されるので、血飛沫飛び交う残虐ファイト映画が苦手な方は鑑賞しない方が良いかと。そうでない方、マカロニ映画がお好きな方には長い上映時間も苦にならない程素敵な映画ですよっと。

総合点:★★★★★★★★★☆


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『荒野の用心棒』レビュー





◎シュガー・ラッシュ

〜あらすじ〜

 とある町のゲームセンター。普段はプログラムに従って子どもたちを楽しませているアーケードゲームのキャラクターたちだが、閉店後はコンセントを通じ、他作品のキャラと交流するという裏の顔があった。
 ゲームセンター内でも最古残ゲームの一つ・「フィックス・イット・フェリックス」の悪役・ラルフ(声(日本語吹き替え):山寺宏一)は、「主役のフィリックスは皆からちやほやされるのに、悪役の自分は瓦礫の山に住まい、フィリックスたちの住む豪華なマンションを眺めるばかりでいつも独りぼっちだ」との不満を抱えていた。
 そんな折に、彼はフィックス・イット・フェリックス稼動三十周年の記念パーティーが行われていたのを目撃。自分だけが呼ばれていないのを不快に思い、周囲の反対を押し切って壇上に上がるラルフ。結果は散々で、ゲーム内の住人たちとの軋轢を強めるだけであった。
 住人の一人・ジーンと「ヒーローのメダルを手に入れれば、マンションの最上階を明け渡す」との賭けを受けたラルフは、シューティングゲーム・「ヒーローズ・デューティ」の世界に乗り込み、偶然ながらもメダルを手に入れることに成功する。しかし、思わぬトラブルで脱出ポッドを起動させてしまったラルフは、お菓子の世界を舞台にした最新鋭のレースゲーム・「シュガー・ラッシュ」の世界へと迷い込んでしまう。

 そこで出会ったのは、ある不具合を抱えて正規プレイヤーから外されてしまった少女・ヴァネロペ(声(日本語吹き替え):諸星すみれ)。彼女にメダルを奪われ、レースの参加料として勝手に使われてしまったことから、ラルフは否応なしに彼女に協力することとなる。
 ヴァネロペと行動するうちに明らかになるシュガー・ラッシュというゲームの裏側、支配者たるキャンディ大王の存在、悪役を失い、廃棄の危機に陥るフィックス・イット・フェリックス――、様々な謎や思いが交錯する中、果たしてヴァネロペはレースに出場することが出来るのか? そして、ラルフの運命は?



※※※

 ディズニーの映画でこんな絵面を観る日が来ようとは。もうね、この予告のクッパだのエッグマンだのベガだので鑑賞確定ですよ。彼らが喋る度に笑う、笑う。まぁ、正直カメオ出演であって本筋に絡みはしませんでしたが――。

 毎年のディズニー・ピクサー映画のご多分に漏れず、作品内世界観構築がとてつもなく丁寧。ゲームがクリアされてリセットされた時どうなるのかとか、キャラたちが通行するコンセントの中の世界など、本筋だけでなく、そうした部分を眺めているだけで楽しくなる。
 中盤からの舞台となるゲーム、「シュガー・ラッシュ」の世界も、「マリオカート」をより女の子向けにし、メダルゲームらしいカートの製造ミニゲームもあったりで、それだけで一本アーケードゲームが作れてしまいそうな勢い。レースゲームは苦手なのですが、これはちょっとやってみたいかも。

 世界観だけでなく、キャラの配置・設定と、そこから形作られるシナリオが美しい。
 往年のディズニー・ピクサー長編映画によくある『除け者にされたマイノリティが別の世界で友を見つけ、互いに成長してゆく』お話で、作劇上強引な面も多少見受けられますが、それ以外はついつい忘れてしまいそうな設定や展開を見事に繋ぎ合わせ、クライマックスに向けて一気に消化してゆく。ラルフのキャラクタヴァネロペのバグの理由、「シュガー・ラッシュ」というゲームにそぐわないキャンディ大王という支配者サイバグの特性――、一見バラバラに感じる要素や忘れてしまいそうな細かい展開なども、後々キチンと意味を持ってくるもんだから侮れない。ピクサー映画の子ども向けだからって脚本を疎かにしない姿勢が実に素晴らしい。

 映像効果で人員その他をやたらに割いている分、EDは他の映画に比べて長めですが、その分楽しんで観られる映像になっているため、最後まで決して席は御立ちにならぬよう。ゲーム昆明期から最新のものに至るまでの革新が観られてお得です。

総合点:★★★★★★★☆☆☆
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