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「これから観に行く上で全く役に立たない映画レビュー」
映画レビュー 平成24年

これから観に行く上で全く役に立たない映画レビュー 平成二十四年七月号

 ←Journey through the Decade Re-mix 第五話 「ブレイド食堂いらっしゃいませ」 一膳目 →これから観に行く上で全く役に立たない映画レビュー 平成二十四年八月号
 順調に掲載時期にズレが生じてますね。本当はぎりぎり7/31に掲載する予定だったのに……。
 それにしたって間に合ってないのですが。



 今回レビューを書くのはこちらの三作品。


崖っぷちの男

おおかみこどもの雨と雪

ダークナイト ライジング



 ダークナイトライジングの感想につきましては、本編未鑑賞者に宜しくないネタバレが含まれております。
 閲覧はあくまで自己責任でお願いいたします。

 ……と、前置きしておく必要はあったのか否か。







◎崖っぷちの男

~あらすじ~

 元NY市警の男、ニック・キャシディ(演:サム・ワーシントン)は、とある任務中に実業家、デヴィッド・イングランダー(演:エド・ハリス)が所有する四千万円のダイヤを強奪したとして逮捕。懲役二十五年の刑に処され、投獄させられてしまう。
 彼が幾ら無実を訴えても、それを示す証拠は無く、ダイヤの在り処も分からず仕舞い。逆に、盗まれた側のデヴィッドはダイヤにかかっていた保険金を得ることで、リーマン・ショックによる社の経営危機を乗り切った。

 実父の葬儀の折に脱獄したニックは、自身の身の潔白を証明すべく、弟のジョーイ(演:ジェイミー・ベル)とその婚約者アンジェラ(演:ジェネシス・ロドリゲス)の協力を得て、NYの高級ホテル・「ルーズヴェルト・ホテル」二十一階から狂言染みた飛び降りを敢行する――。




 初見というか、その設定に興味を惹かれたんですね。コイツは何故ビルの屋上に登ったのか、何を要求しているのか、落としどころはどうするのか、などなど。
 そういった期待を胸に鑑賞したものの、隠されていた真実も、そこから導き出された落としどころも、なんだか、なぁ。と言う印象。期待値が高すぎてうぅん……と言ったところでしょうか。

 自分からあらゆるものを奪った資産家に復讐すべく、周到な計画を用意して、それでもなお命を張るという設定は良いんです。良いんですが……、そこに至るまでの描写が少ないかなーと。
「インセプション」やら、往年のスパイ映画やら宜しく、こういった大計画は、そこに至るまでの過程を試行錯誤しつつ組み立てる描写があってこそ面白くなると思うのですよ(お前の考えを押し付けるな! と言われるとそこまでになってしまうのですけれども。そう思われている方には申し訳ございません)。本作では「主人公は何故崖っぷちに居るのか?」を後出しで説明しているが故に、この大それた計画の準備段階が全く描写されていないんですね。
 何故逃亡中の身であるニックが、偽名の身分証明書を取得できたのかとか、警戒厳重なデヴィッドの屋敷のセキュリティ突破方法をあそこまで詳細に知っていたのかとか(逮捕されるきっかけである”ダイヤ輸送”の際に見たとも取れますが、それにしたって情報が少なすぎる)、どのような人物か前もって説明が無いのにも関わらず、はたから見れば超人的な活躍をする弟、など。
 いやね、綺麗にまとまっているとは思いますよ。狂言自殺の水面下で繰り広げられる弟たちの潜入ミッションのドキドキ感は上々、最後の最後、死んだと思われていた主人公ニックの親父が、意外な形で登場するところには素直に驚かされましたし(ただ、序盤で”飛び降り自殺した”人物とこの父親が同一人物だとすると、そこに至るまでのトリックが説明されていないので、唐突だなあとは思いましたが)。話の構成上厳しいとはいえ、そういう部分もきっちりしてほしかったなあ。

 でもまぁ、アンジェラ役のジェネシス・ロドリゲスの色っぽさはガチ。あれはえぇものや。


 総合点:★★★★★★☆☆☆☆







◎おおかみこどもの雨と雪


~あらすじ~

 大学生の花(声:宮崎あおい)は在学中の大学にて、隠れるようにしてこっそりと授業を受ける謎の青年(声:大沢たかお)と出会い、恋に落ちる。後に彼の口から自身がニホンオオカミと人間と馬鍬《まぐわ》って生まれた「おおかみおとこ」の末裔であると知らされたが、彼女の想いは変わることは無かった。
 一緒に暮らすうちに子宝に恵まれ、活発で好奇心旺盛な長女の雪(声:幼年期・大野百花、少女期:黒木華)と引っ込み思案の二男の雨(声:幼年期・加部亜門、少年期:西井幸人)をもうける。彼女たちは人間の母とおおかみおとことの間に生まれた「おおかみこども」であり、ヒトとオオカミどちらにもなれる存在だったのだ。
 順風満帆になるかと思いきや、二人の子どもを残しておおかみおとこが亡くなってしまう。花はそれでも尚子どもたちを育て上げると決心するが、オオカミでもヒトでもない彼女らの存在を公には出来ず、どちらを選んでも生きて行ける場所として、人里離れた田舎の古屋敷に引っ越した。
 里山の中ですくすくと成長する雨と雪。ヒトとオオカミの間の子である二人が、成長の末に選ぶ道とは――。



 いやはや、ひさしぶりに『アニメ』を観た気がする。野山を駆ける雨・雪たちの疾走感、現実と見間違う程に美麗な草木・畑・田舎の風景、手描きとCGを組み合わせた風の表現、やたらめったら動きまくる作画……。作劇や話の流れをいちいち追わずとも、「動き」だけで満足できるところは、「ラピュタ」とか「ナウシカ」とか「カリオストロ」あたりのジブリ作品っぽいんですよね。動き魅せの技術が素晴らしすぎるのなんの。
 勿論、肝心の作劇も面白いことこの上無し。「サマーウォーズ」では大家族とその繋がりを描いてきた細田監督ですが、今作ではさらに範囲が縮まり、親と子、オオカミとヒトとの隔たり、そこから来る折り合い、どちらの生き方を選択するか……、子と母親の物語となっています。タイトルから分かる通り、おおかみおとこと少女の恋愛は割とさらりと流されてますね。
 そういったテーマがある以上、子どもが二人いるのは必然だったのでしょうね。活発でオオカミらしかったのに、ヒトと触れ合い、様々なことに折り合いをつける姉、オオカミらしからぬひ弱さを持ちながらも、ヒトではなく自然と交わり、野生の獣として生きることを選んだ弟。双方にドラマがあり、どちらの生き方が尊いかなんて野暮なことは言わない。ただ、立派に育ってくれればそれで良いのだと。そこに母・花の子育て奮闘、特殊な状況故に誰からも手を貸して貰えない孤独、その中で育まれる人と人との触れ合い。単体でも十分面白そうなテーマが贅沢に三つも組み込まれているのだから、面白くない訳が無い。美麗な作画・動画を目で楽しみ、丁寧かつ深みのある物語を咀嚼して楽しめる。スタッフロールが終わって劇場が明るくなる頃には、満足の溜め息と不思議な爽快感を味わえること受け合い。
 擬獣化した少年少女なんてテーマを扱っている割に、子育てや田畑に関する知識や技術その他は、手抜きしないで緻密に描写されているのも好印象。「一つ大きな嘘をついたなら、それらを塗り固めるものは現実に則したものであるべき」ということが徹底されているんですね。

 二回目観ようかなあ。でも、初回の雰囲気大切にしたいしなあ。取り敢えずは細田監督直筆のノベライズで我慢。安価かつページ数も少なめ。文量も然程詰まっていないので、長文を追い辛い人にもお薦めです。

 ただし、本ノベライズで新たに語られる要素は少なく、初めから終わりまで割と淡々としているため、本編を鑑賞してから読むべきかなあと。


 総合点:★★★★★★★★☆☆







◎ダークナイト ライジング

 ※文面に核心に触れるネタバレを含んでいます。なるべく本編を鑑賞された上でお読みくださいますようお願い致します。







~あらすじ~

 最凶最悪の犯罪者「ジョーカー」との戦いから八年後……。ゴッサムシティの平和のため、「光の騎士」ハービー・デントの汚名を被り、警察に追われる身となったバットマン/ブルース・ウェイン(演:クリスチャン・ベール)は、世俗を離れ、邸宅に籠る生活を続けていた。事件後に制定された「デント法」により、ゴッサムの犯罪率は激減。街は仮初めの平和を享受しており、バットマンを必要としなくなったのである。

 しかし、仮初めの平和は不気味なマスクに筋骨隆々とした犯罪者「ベイン(演:トム・ハーディー)」によって容易く破られた。街の危機に際し、八年ぶりにバットマンとなって戦うウェインだが、ベインの力に成す術もなく敗北し、彼の生まれ故郷でもある「奈落」と称される監獄に堕とされてしまう。
 ベインは、嘗てゴッサム消滅を企てた男、”影の同盟”リーダーである「ラーズ・アル・グール」の弟子であり、彼同様ゴッサムの破壊に乗り出す。バットマンを排斥したベインはウェイン産業を掌握し、ブルースが開発していた「無限エネルギー装置」を核爆弾へと作り替える。警官たちを地下に押し込め、橋を落としてゴッサムを陸の孤島に変えたベインは、衆目の元で核爆弾の存在を明かし、市民を恐怖のどん底に叩き込む。
 果たして、バットマンは街の危機を救うことが出来るのか。絶望の象徴たるこの奈落から這い上がることが出来るのか。


 まず、かの「ダークナイト」の続編ってだけで、あれ以上何するの? 相当な作品を作らないとやたらめったら叩かれるんでないのノーラン監督……だのと鑑賞前から期待と不安が入り交じり、実際上映開始から一時間ちょっとくらいは「溜め」展開が続いて、気持ちがあまり乗ってこなかったんですよ。

 しかし、そんな不安も話が大きく動く中盤以降から嘘のように消え失せ、後半ともなると、スクリーンから片時も目を離せなくなるほどになり、最後は満足の溜め息と満面の笑みで劇場を後に出来ました。
 この完結編でノーラン監督が仕掛けてきたのは、意外にも「ヒーロー映画としての『王道」。史上最悪の知能犯ジョーカーと対を成すように配置された悪役《ヴィラン》には、筋骨隆々で不気味なマスクをつけた、いかにも「パワーキャラ」に見えるベイン。知略を駆使した作劇が主で、ド派手なアクションが抑え目であった前作と異なり、バット兵器総動員による攻防戦やバットマンとベインの生々しくも熱い拳と拳のぶつかり合い。ヒーロー映画としてのカタルシス強化、理屈抜きに楽しめるスペクタクル分の増加など、エンターテイメント性が更に増しており、「これぞ映画!」と声を上げたくなりましたとも。
 ただし、三部作の完結編ということで、前二作を観ていないと理解し辛い部分も多数存在します。故に鑑賞前に「ビギンズ」「ダークナイト」の二作を、時間的に苦しいのであれば、本作と繋がる部分の多い「ビギンズ」だけでも視聴してから劇場に向かうこと。難解なストーリーを理解し易くなるだけでなく、後半の興奮と感動を倍増させてくれること受け合いです。

 力業ばかりではなく、用意周到で身震いのする悪行は今作でも健在。このベイン、北斗の拳に出てきそうなスキンヘッドスタイルながら中々の知能犯で、周到な計画でゴッサムから法と秩序を奪い、ついでに外界からも隔絶させたりするのだからさあ大変。今までの悪役は、少なくとも打撃戦においてバットマンと互角かそれ以下の奴ばかりでしたが、ベインはバットマンの攻撃に怯むことすらなく、彼の背骨を叩き折るという筋金入りの強靭さ。ジョーカーも十二分に魅力的で「勝てない」と思える悪役でしたが、物理的に「こいつには勝てないっ!」と思わせるその演出は怖いのなんの。
 ベインに伸され、ブルース・ウエインが彼の嘗ての住み処であった”奈落の底”に連行されてから、物語は更に加速。バットマンの居ないゴッサムはベインの恐怖支配ととある「兵器」によって他所から隔絶され、身分差や貧富の隔て無く、力だけが物を言う無法地帯に早変わり。当然ブルースがそれを許す筈もなく、脱獄を試みる彼の眼前には反り立つ絶壁。意を決して登り始めるが、長年の修行で恐怖を捨て去ったブルースですら、登頂は困難であった。
 苦悩するブルースに、隣の房に収監された囚人の長老は言う。「恐怖を退けた? それはただの逃げでしかない。恐怖は退けるのではなく、常に持ち続けるもの。大切なのは、それを如何にして克服するか」と言うこと。奮起したブルースは命綱を捨て、死の恐怖と隣り合わせの中再戦。無事に登頂し、恐怖に打ち勝つことが出来たのだった。
 そうして街に舞い戻り、反撃の狼煙をでかでかと上げる時の興奮ったらもう。「人は何故落ちるのか? そこから這い上がるためだ」という「ビギンズ」の台詞がガチッと填まります。
 作中度々掛かり、観賞後強烈に耳に残る「デシデシ・バサラ、バサラ」のフレーズ。「革命」だとか「(監獄では)登れ」だとか意訳されているこの言葉なんですけれども、普通に考えれば敵役ベインのテーマであるわけなのですが(事実、彼が活躍する印象的なシーンで度々掛かってますね)、それをウェインの成長のシーンや、立ち上がる警官たちなど、「正義側の”革命”」にも用いているのが素晴らしい。どう考えても悪役にしか使えなさそうな物々しいフレーズなのに……。

 良い点ばかり挙げていてもしょうがないので、ここいらで少し気になる点も。前述の通り序盤の「溜め」が長過ぎる為、ノりに乗れる展開に来るまで冗長なのと、前作から八年後という空白における説明がややおざなりだったんじゃないかなー、と。
 劇中重要な役割を担う「無限クリーンエネルギー装置(仮)」はこの空白期に作られたものらしいのですが、いくら「ダークナイト」時点で続編企画が無かったとは言え、あんなオーバーテクノロジーマシンが何の伏線も無く出て来られると、観ている側の置いてきぼり感が半端じゃない。何故こうなったのかを台詞だけでなくシーンを用いてフォローしていればまだ良かったのに……。



 総合点:★★★★★★★★★☆








 余談。


 あんなに強くて怖くて格好いいベインなのに、実は更に黒幕がいて、「その人物」に計画を引き継いだ途端にライバル力を無くし、ただの子悪党扱いとなって倒されるラストには噴いた。ある意味、広間での肉弾戦で勝敗が決していたとは言え、あれは……。

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ダークナイトを観てから(特撮物を受け入れていいのかな?)と思うようになったのですが、ライジングはヒーローとは何かを描いた作品だったので(観るのやめようかな?)と思っていた仮面ライダーフォーゼや全然観てなかったゴーバスターズも観るようになりました。ちなみに僕が考えるライジングのイメージソングはシドのレインです。
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